面白かった!ファンタジーの世界感が自然で無理矢理さがなく、文章も丁寧で、物語の世界へ自然に入っていくことができます。中盤から終盤にかけての盛り上がりがとくに良く、読み終わったときは、ああ、小説を読む楽しさってこういうものだな、と再認識しました。やや説明不足に思われる部分や、言葉の使い方が不自然な箇所もたまにあったりしますが、ぜひ手を止めずに最後まで読むことをおすすめしたい作品です。
まるで物語の中から今にも軽やかな演奏が聞こえてきそうな、音楽を題材とした正統派ファンタジー。脅しから始まった音楽会への参加、下町を騒がせる通り魔に、楽譜の謎。主人公の苦労と巻き起こる展開に目を…続きを読む
優しく、丁寧に描かれたファンタジー小説です。しっかりと構築された世界観と、その世界観に合う綺麗な文章によって読者を惹きつけます。そのため序盤は展開が遅いものの、嫌に思うこともなく自然と読み進める…続きを読む
ゆったりと世界に浸り、完成された世界を楽しむ小説です。不思議な楽譜の謎をキャラクターたちと共に追うことで、いろいろな人物模様が見えてきます。大人のファンタジーを求める方にぴったりです。
面白い……!ドキドキわくわくの展開に、一気読みしました。その楽譜は、過去と現在のどんな記譜法とも異なる、暗号譜だった……。もと宮廷音楽家のインノツェンツァが巻き込まれた、事件。彼女…続きを読む
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