死に至った人間の灰を、花に転化させる。そこには、遺された人たちの思いがこめられる。話の最後に咲かせたカーネーション、見事でした。
灰を花に変えてしまう力をもった主人公。亡くなった人の灰を花に変え、死者を見送る――人の死や葬儀を題材とした作品はいくつかありますが、灰と花咲かじいさんのおとぎ話と結びつけるという着想は新しいも…続きを読む
本当に普通の日常。 嫌な奴もいるけれど、人類の敵ってほどではない。 そんな中でも葛藤があって、一歩ずつ前に進んでいく。 個人的には灰慈にはツヅラとくっついてほしかったです。
昔話に出てくるエピソードを、こういう観点で現代にアレンジして来るとは。タイトルに惹かれて来たのですが、想像も出来ない設定で面白いです。文章も読み易く、情景が浮かび易い表現で、すぅっと入り込めました。…続きを読む
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