なんの変哲もないただの高校生がよくライトノベルでは活躍しているような印象が持たれがちだし、実際そう供述している主人公は少なくなさそうだが、この桜庭灰慈少年は決してそういうことではなく、花咲かじいさん…続きを読む
生きていれば、誰しも大切な人の死を経験する。もう二度と自分の名前を呼んでもらえないのだと思ったときの、胸をえぐられるような悲しみと、寂しさ。花として、最後の声を、私も聞きたいと思った。
誰もが知っているおとぎ話を元にした題材を取り上げつつ、ファンタジーとノスタルジーのバランスが取れていて読みやすいです。ハイジの能力がどう生かされるのかも楽しみですが、花葬りや灰が花になる瞬間の…続きを読む
宣伝文句の「等身大」。この言葉に嘘はない。どんなに不思議な力があっても、どんな家庭環境でも、結局みんな一人の高校生であることに変わりはない。どこまでも自分の信じるように、真っ直ぐ自分を生きていくし…続きを読む
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