愛もまた呪いなればこそ

北アメリカ大陸(らしき場所)を舞台に語られる、『魔女』たる少年アルスと使い魔のカラスの物語です。

なんとも血腥い雰囲気ではありますが、左腕に呪いを与えられたアルスの苦悩と、その呪いを与えた母の愛とが入り乱れて強く心に迫ってきます。

親の心、子知らずと言いますが、母の愛を知らぬアルスはもがき苦しみ母を憎みます。
なんともアンバランスな登場人物達が非常に魅力的に映ります。
続きを期待したくて仕方ありません。

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