文壇の現在を風刺するブラックジョーク小説

編集者二人が銀座のとあるバーで、現代文学の在り方について意見を対立させるところから物語は始まります。

奇をてらって話題になることばかりを考える現代文学の現実を憂いている主人公には共感を覚えました。

作品内での現代文学はかなり極端に誇張されていてそれがまた面白いのです。

しかし話の展開は途中から奇想天外な方向に進み、落ちも実にうまくできていて楽しむことができました。