LGBTの男女物語。そんなに敬遠しないで、良い作品ですよ!

LGBTの方って13人に1人もいるんですね。それぞれ苦労されているんでしょうね。こういう小説は広く読まれて、世間の理解が深まると良いですね。
この作品は三部構成になっており、「探して」が恋愛物語、「ただ中で」が途中のアクシデント編。そして、本編が現実的な帰着点となっています。
必然として、本編では、作者が色々と調べ物をして、それを作品に織り込んでいるので若干肩苦しいトーンになっています。既婚者なら理解できると思いますが、恋愛時期は楽しいけど、婚約前に相手の親に挨拶する段になると憂鬱になるというプロセスに似ています。だから、本編単独でも楽しめますが、1作目から読むことを勧めます。
ちなみに、私は若い頃、口説き相手の減るレズには反対で、競争相手の減るゲイには賛成でした。結婚してからは、どうでもよくなりましたが。
読了後の今は、子供が同性の婚約者を連れてきたら、自分はどう反応するだろうか?と考えています。

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