埋め込まれた補助頭脳と共に最善を選ぶ話。
- ★★★ Excellent!!!
主人公「天橋守弥」は、冒頭から記憶を失い、何も分からない状況にも関わらず、補助頭脳に教えられて「伊佐未那美」を守るという選択をとります。
この選択が最後まで一貫しているので、天橋守弥という男の格好良さ、というよりは一途さを、一読者として見守る気持ちで読了致しました。
天橋守弥と補助頭脳の仲はお世辞にも良いとは言えませんが、状況と、補助頭脳から得られる情報から、次第に補助頭脳への信頼へと変わっていく、そんな天橋守弥の変化を楽しみながら読むと、更に楽しめるかと思います。
全てを読み終えた後に、プロローグをもう一度読み返すと、
「うんうん」という様な気持ちになるのではないかな、と……いや、なった訳です。私は。「ああ~」ともなります。はい。
お話としては中篇~長篇の、一気に読もうと思えば読み切れてしまう量でなの、通勤のお供とか、休憩のお供とかに、おすすめです。
web小説ですしスマホでどうぞ。おすすめです。(2回目)
伊佐未那美ちゃんの設定がえっちくて好き(煩悩)