5000文字で胸に突き刺さる神話

人間の愚かしさ、幼く純粋な邪神、そんな彼女が出会ったかけがえのない存在……。短いストーリーの中でいくつものテーマが混在し、短編でありながらこれほど印象深い『神話』を描けるのは純粋に尊敬します。
ケイオスハウルを読んで、この作品を読んで、またケイオスハウルを読み直すと、また違った印象で『彼女』に着目することができます。
間違いない、作品を何度も楽しませようとする孔明の罠だ。

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