「脱落」しないように、情報を駆使し、知恵を絞ってください。

まず、紙と鉛筆を用意しましょう。
このTRPGでは、ダイスやコマやマップは使いません。

推理力と情報処理能力、作戦立案力と、
議論の場での立ち居振る舞いがあなたの運命を決します。


あなたは、敵対するA村かB村か、どちらかに所属します。
安易に所属を明かしては、命取りになりますよ。

「脱落」の要件は、
魔女の呪いか、公開議論による処刑者投票。
簡単に言えば、魔女が相手方の村人全員を殺すか、
一方の村の魔女が全滅するかで、勝敗が決します。

【GM】を「脱落」させる?
じゃあ、誰が【GM】なのか、探してみてはいかがです?

役職者は、自分の役割を果たしてください。
仕事を怠ると、大変な目に遭いますよ。

【魔女】は各村に3人、その【信者】が各村に1人。
話し合って、1晩に1人、誰かを呪い殺してください。
確実に、相手方の村の人を殺しましょうね。
呪いを跳ね返す【反射魔導師】にはご注意を。

【占い師】は各村に1人。
1晩に1人を選び、その人が【魔女】であるか否か占います。
ただし、【反射魔導師】を占えばその力を無力化させ、
【呪人間】を占えば殺してしまうので、ご注意を。

【守護騎士】は1晩に1人、誰かを【魔女】の呪いから守り、
【霊能力者】は処刑された内から1人について【魔女】か否かを判別し、
【村長】は1晩に1人、どちらの村の所属かを知り、
【内通者】もまた【村長】を欺きつつ所属を見分ける目を持ち、

【呪人間】が魔女の呪いを受ければ、
同じ村の者を道連れに死に、村を壊滅させかねません。

一気に覚えきれない?
だから、紙と鉛筆を用意しましょうと言ったのです。


ひとり、ふたりと「脱落」し、
ひとつ、ふたつと情報が手に入り、
次第にゲームの全容が見えてくる。

誰を呪えば、あるいは処刑すれば、
今日の自分が救われるのか、
明日の自分が生き永らえるのか。


「嘘をつくのも、いいでしょう。
 “いつでも私を見付けてくれる、
 大好きなあの人を死なせたくない”など、
 最も意味のない願いです」


絶望の淵で繰り広げられる、本音の人間ドラマ。
彼らの個性的な死に様さえ愛おしくなる、
このギリギリの緊迫感、すごく好き。

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