私書店員、ラノベ担当。

作者 コミナトケイ

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★★★ Excellent!!!

こちら、書店でライトノベル担当を経験された著者さんの奮闘を綴ったエッセイです。

カクヨムにいらっしゃってくださるみなさま、そして私たちのような出版関係者にとっても最重要拠点である書店の裏で、担当さんがどれだけいろいろなことを考えて行動していらっしゃることか! 
そして書店という場がいかに繊細で残酷な理に支配されているものか! 

そんな知られざる真実がやわらかい文調で赤裸々に語られていくんです。
それだけでも感心しちゃいますし、知らない世界をのぞき見る楽しさを得られるわけですが……

著者さんの担当者としての目利きっぷりと、それを支える観点までもが見えるのは実に興味深いところです。プロアマ問わず、出版を意識すれば「売れるものとはなにか」を考える必要がありますから、こうした最前線の状況やその最前線に立つ担当さんの目線、ぜひとも学んでおきたいところですからね。

お仕事系読み物として、出版系資料として、二方向からぐぐいと推させていただきます。

(心の脇腹を抉る 3選/文=髙橋 剛)

★★★ Excellent!!!

リアル書店員さんのエッセイ。本は、読者の手元に届いて、初めて完結となる。書籍化されて、本屋に並ぶだけでは、それはゴールではない。本屋という戦場で、どうやったら手にとってもらえるのか――。

カクヨムで作品を書いている人で、書籍化を目標としている方も多くいると思います。でも、それはまだスタートライン。現場は、こんなことになっているんです!

★★★ Excellent!!!

ラノベ担当書店員が書くエッセイの更新を今まで楽しみにしていました。
本を売る現場ならではのお話は、いつも新しい発見があってたくさんの気づきもあったのです。
最終話を見てびっくり。
エッセイに書いた話をベースにお仕事コンテストに応募されるというのです。
完結して寂しいというより、小説になったらどうなるのかなぁという期待がいっぱいになりました。
小説はまだ未掲載ですが、エッセイともども応援してます。

★★★ Excellent!!!

昔、自分が勤めていた書店には、若くて美人の同僚がいました。

どのくらいかというと……職場体験学習にきた学生さんの相手をしていても、中学生男子の目が♥になっているのが、はたから見てもわかるくらい(笑)。
当時、店にはレジが2台ありまして、同じ契約社員の後輩(男子)もよく言っていましたっけ。

彼女と同じ時間帯にレジに入ると、こっちが開いていても、男性客は彼女のいるレジの方に並ぶんですって。
彼女のレジでは、買いにくい本が欲しいときもあったでしょうに(黒)。

このエッセイを読んでいてふと、そんなことを思い出しました。


2軒のリアル書店で実際に働き、閉店に立ち会った経験を持つ、コミナトケイさん(ラノベ担当)のエッセイです。

自分も書店員をしていましたが、担当が違えば、知らないことも結構多いもので……特に畑違いのラノベのタイトルは、元書店員でも読めない……読めませんでした(泣)。

また、いずこも同じだと思う本屋ならではのあるあるや、現役時代に知っておきたかったこと、食品保存容器の意外な使い方、へえ~こんなこともあるんだ~という内容満載で、楽しく読めます。
後半では、ラノベ以外のことにも触れますが、雑誌の担当だった元同僚(前述の女性とは別人)にもぜひ読んで欲しい!と思いました。

もちろん、書店員経験者でなくても楽しめますよ。
特に、ラノベ作家として作品を紙の本にして書店に並べることをお望みの方や、既にプロになられた方々も必見! いや、必読です。

リアル書店のラノベ棚は、新人作家さんたちの主戦場。
大変な激戦区でありますが、そこで日々戦ってきたコミナトさんの経験は、あなたが生き残っていくのに必ず役立ちます。


この素晴らしい書店員エッセイに祝福を!!


ところで、コミナトさん。

「疫病神」の読み方は、「カラミティ」ですか?

★★★ Excellent!!!

ファンで連載を追っていました。完結したので、レビューを。
現場にいらっしゃるからこそわかるリアルな本屋事情が面白いです。

個人的にweb小説の作者さんの中には、web小説と紙の本を分けて考える方が一定数いらっしゃるように感じられるのですが、web小説もうまくすれば本屋に並ぶ。
そうしたら、webと紙の本は違うとかは言っていられないのでは?
書籍化が決まった後までを見据えての執筆計画を立てるのに、このエッセイは非常に役立ちます。

書籍化を目指すカクヨム作家必読の本屋さんエッセイです。

★★★ Excellent!!!

わたしは本屋さんが好きだ。
子供のころから暇さえあれば本屋さんに入り浸って、心の冒険を楽しんでいた。
そんな「すぐそばにある」はずの本屋さんだが、そこで働いている人がどんなことをして、どんな思いをしているのかはけっこうな謎だった。
このエッセイでそれを少しだけ知ることができたような気がした。
今夜はお酒でも飲みながら、お気に入りの本を開こうかな。

★★★ Excellent!!!

書店ガールや重版出来!など、最近何かと話題な出版業界。(話題かしら?)

このエッセイは、そんな出版の業界の最前線である書店員の体験談を綴った、このカクヨムで読まれるに相応しい内容になっている。

著者は、実際に二つの書店で働いた経験のあるとのことなので、その内容は実にリアルであり、生々しくもあり、悲喜交々がヒシヒシと伝わってくる。もちろんそれだけでなく、本好きでもよく理解していない「取次」や「返品システム」、「定期購読」などを、詳しく、分りやすく、コミカルに説明してくれる。ほんとう、本屋で働く書店員の皆様、ご苦労様です!

エッセイの後半では、本を持ったまま町に出ると言ったタイトル通り、著者が経験したイベントのレポも綴られている。思わず「ぷいきゅあ、がんばれー」と叫びたくなること間違いなしっ!

このエッセイを読めば、必ず明日本屋に行って本を買いたくなるはず――

「さぁ、カクヨマー諸君、本をもって町の本屋さんに行こうではないか――そこには、僕たちの楽園が広がっているはずだ!」