ボクシングは全然詳しくなかったですけど、読んでいくうちにボクシングとインドネシアに詳しくなっていきます。話も熱いしどんどん引き込まれていきます。
うだつの上がらない挫折したロートルが、一念発起して若き王者に挑む。これは酷く使い古されたテーマの物語であり、似たようなあらすじの物語を探そうと思えばいくらでも見つけることができるだろう。しかしそ…続きを読む
パンチの重さが伝わってくるようなリアリティのあるボクシング小説です。最初は頼りない盛りの過ぎたボクサーにしか見えないロニーが、徐々に勝てそうなボクサーに変貌を遂げていく。それは周囲のサポートもさ…続きを読む
生きる意味を失い、これまでの自分を離れて遠くへやってきた主人公。赤道の太陽の下みつけたものは……。逃げてきたと思っていたかつて生きてきた道だった。逃げ出したいと思った時から葛藤が始まり、葛藤があ…続きを読む
読み終わり、しばらくなんとも言えない心地よさに覆われて、そしてまた不意に気になったシーンを読み返したくなる。そんな経験をお持ちの方もおられると思いますが、この作品はまさにそれでした。熱く、爽やか、…続きを読む
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