とにかく最高に熱い。最高にカッコイイ。

まずタイトルのかっこよさに惹かれて手に取りました。
自分はボクシングの知識はほとんど無く、試合も通して観たことはおそらく1回もないのですが、すぐに物語に引き込まれました。

この作品は単なるスポーツ小説ではなく、過去に傷を負った男たちが織り成す、熱く切なく心震えるヒューマンドラマというべきではないか、と思いました。
文体は淡々としているのに熱い。
そしてインドネシアの熱気や、濃密な匂いまでむんむんと伝わってくるよう。

全編通して、とにかく熱くカッコイイ展開が続きます。
試合の場面では二転三転する戦況に、思わず手に汗を握りました。
最後まで読めばきっと、心の中に眠った闘志が目覚めるはずです!

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