いずれこの男は世間を騒がせることになるでしょう。


そう、たとえば経歴詐称がばれた時には、マスコミの地元の同級生へのインタビューによって、それはもう山のような埃が出てくるでしょう。
きっと「ほらっちょ」だの「ほらふき」だのと、昔の恥ずかしいアダ名まで掘り下げられて。

ストーリーとしての出来をどうこう評価することは、ぼくには出来ません。
これはもう、そういうものではない気がするからです。

少し前に世間を騒がせた某アナリスト、皆さんはまだ覚えていますか?
ぼくはもうすっかり忘れていましたが、この作品を読んで、彼の端正な顔を思い浮かべずにはいられませんでした。

ジョークの効いた当作品、ぜひご一度を。

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