読了後、自分は①を読み返しました。異常な状況に「怖い」「不気味」等と思わないのは、彼女が圧倒的に彼氏を愛しているからです。なので、微笑ましいカップルだなぁとニヨニヨしてしまいました。こちらの作品には伏線が多々あります。何故、彼女が女子校なのか。何故、こんなにドデカいお返しが飛んできたのか。①をじっくりとお読みになってから、次へと捲って下さい。この作品の面白さを、より、たっぷりと味わう事が出来るでしょう。彼女と共に、是非カオスな世界へと入り込んでみて下さい。徐々に剥がれゆく世界観に痺れました。
この作者さまはこのジャンルのお話が多く、いつも楽しませて頂いているのですが、この作品は最後に一捻りされていて、読んでいて「おっ!」となりました。スケールが半端ないです。
この作者さんお得意(?)のクローンものです。この手の何かが増える系の作品は、カクヨムでは結構人気ですが、本作は流行にのって作ったとは言わせない本格派増殖SFです。終盤にストーリーが急展開し、コズミックホラーへとその様相を変えていくのには、爽快感に似たものを感じました。
ほのぼのとした恋愛ものかな、と思いながらホワイトデーの日常を切り取った作品を読んでいたのですが、途中から壮大な文字やカギカッコの無駄使い、まるでスラム街、ラブコメの中の爆笑コメディでした。オススメします。
一発ネタみたいな話なんですが、面白いですね。こういう話、好きです。もう少し、この世界観とネタで、お話を読みたかったかなあ。笑える展開だと思いますので!
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