小説が不思議と書きたくなる小説

 小説を心待ちにする友人と、申し訳ないと思いつつ書けないでいる作者の物語。
 ブラックと、ピンクさえ私のもとに来てくれれば、私の執筆ももっと捗るのにと思わずに入られない。しかし、それと同時に(実際いるかもわからない)読者の姿を想像させてくれて、執筆せねばという使命感を掻き立てる。