概要
生きることが飛ぶことだ。 旅することが生きることだ。
少年は落ちた鳥と出会い、また少年は失われた星と巡り会う――。
赤い岩砂漠に囲まれた砦の街ティシサに住む少年たちの物語。
死んでいくもの生まれるもの、そして受け継がれるもの。旅路と帰る場所について。
「渡り鳥の心臓」
伝統の騎馬祭へ挑んだ少年アンハは意気揚々と出発したが、落馬して置いていかれてしまう。彼が出会ったのは傷ついた渡り鳥と、ひとりの老人だった。(7103字)
「祈り人の指先」
少年ティオは七番目の男子として生を受け、生まれながらに祈り人となるさだめを負っていた。伝統の騎馬祭の日、ティオは忘れられない出会いを果たす。それは、兆しから始まった。(12674字)
赤い岩砂漠に囲まれた砦の街ティシサに住む少年たちの物語。
死んでいくもの生まれるもの、そして受け継がれるもの。旅路と帰る場所について。
「渡り鳥の心臓」
伝統の騎馬祭へ挑んだ少年アンハは意気揚々と出発したが、落馬して置いていかれてしまう。彼が出会ったのは傷ついた渡り鳥と、ひとりの老人だった。(7103字)
「祈り人の指先」
少年ティオは七番目の男子として生を受け、生まれながらに祈り人となるさだめを負っていた。伝統の騎馬祭の日、ティオは忘れられない出会いを果たす。それは、兆しから始まった。(12674字)