冒険者たちの、儚くも永遠の日々

永遠の冒険者メルと、冒険者の街オリヴィニス、そこに集まる人々の物語。
駆け出しからベテランまで、日帰りの探索から命がけの挑戦まで、色とりどりの冒険が語られます。成功あり、失敗あり。輝かしい冒険の日々の最後には悲しく辛い戦いがあり、温かい希望を示して終わる。そんなお話でした。
寝物語に聞かされるような冒険物語に浸りたいときに、ぜひ。

第二部は、単発のお話中心の一部とは趣を変えて、ザフィリという街で食うや食わずの生活をする、フギンという冒険者の物語になります。たった一人で報酬も少なく、ミダイヤという男に報酬を巻き上げられる灰色の日々。しかし、フギンにはある不思議な特徴があって・・・。写本師マテルと共に旅をしながら、一人だったフギンが自分自身の謎を知り、変っていく第二部。また違った味わいがあります。

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