勇者召喚の闇


 知る人ぞ知る、裏事情なのかもしれない。文章力が無いのに、異世界要素がしっかりしちゃってる転移。
 つまり、だからこそ一般的な小説のお偉いさん達は普通の文章力の人が来て喜ぶのか! と少し方向違いの感想を抱きつつ、一言。

―小説の内容として、観点が凄く良い。

 誰でも好きなように物語を書けるようになって、主流は定着しつつあります。時代の流れのように、いつからか主人公は召喚されて、それか元々その世界に住む重要人物だったり、と。
 そんな点、王女様と大臣という、一般的に物語の主軸として選ばれないキャラクターを選び、尚且つユニークな設定で描けている所が素晴らしいと思います。

 私個人として文章構成が苦手なのと、一際目立つ『面白い!』が私程度の汚目では見通せなかったために★は1つですが、着眼点と特徴的な設定のこの短編は、とても楽しめると思います。

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