違和感を求めて浮上する

負け惜しみではなく、この展開は分かっていた。
それでも読み進めて、それから浮上するように、物語を巻き戻すように上へとスクロールしたのは、その展開が読めた違和感がどこから来るのか分からなかったから。
息苦しさを感じる。人魚に魅入られたように、引きずり込まれる。
しかしその人魚を、私がどこで見つけたのかが、分からない……。

その他のおすすめレビュー

雷藤和太郎さんの他のおすすめレビュー140