15度目

閉ざされた可能性

シャットアウト後の回線(電源は入れたまま)


怠惰な、習慣化された、その諦めに身を置いて

情熱を欠いた瞬間にーー語るために失ったこと


何かを カッコつけていた自分が居た



彼方へ消えていったかのように見えたもの・こと

彼方へ叶える術を失ったように見えたもの・こと


自分を知り 他人の中に居て 


いつかのような感触や

いつかのような展開は

もうないけれど


パソコン画面で時間をつぶしていた時

あるデータの蓄積に(占いや体験談)僕は外れていた

そこに当てはまらないものを常に視てーー


その夢は、過去にだけ、保留されていたことに気づく



 詩は、夢は、描くものは『再度』ということだった


諦められない、物事の再会・再開・再回のために


かつて自分に視た可能性ーーそれを突き詰めたくなった







これは、

 その何度目かのトライ




      この日は、誕生日だった






 あなたは どこですか?


      何度目ですか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

彼の画面に映った世界 @hougen

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ