ロボットの背景にあるもの

ロボットはただの機械だと考えていたが、この作品を読んでロボットは人格の延長線上にあるのではないかと考えるようになった。

そのロボットがどんな苦労の末に生み出され、どんな意図で設置され、誰の為に存在するのか。
これが人が人を思いやった結果と捉えるのなら、ロボットは人間の化身であり、人格の延長線上にある存在なのだ。

ロボットが人間の代わりを務める事が出来るように、人間がロボットの代わりを務める事も出来る。
終わり方を含め、素晴らしい短編だった。

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