ジャパリまんを作り続けたラッキービーストの記録

作者 no name

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★★★ Excellent!!!

一つの食品工場を任されたラッキービーストが重責にふさわしい人格を形成していくが、そんな彼の人格はある理由で永遠に失われてしまう――。
その様子を淡々と描いた自省録といえる。
彼は自己を置き換え可能な労働機械と認識し、仮に自分がいなくなっても問題の出ないような状態を維持し続ける。
一方で、読者側はそんな彼の姿に掛け替えのない誠実さを見出すだろう。

★★★ Excellent!!!

ラッキービーストことボス達の視点から、ジャパリパークで起こった一連の出来事を見た、ちょっとSFチックなけものSSです。
二次創作なので、けものフレンズ本編を見ていないと内容は分かりません。
本編では散々視聴者からポンコツ扱いされてきたボスですが、最後まで見るとロボットなのに何か信念のようなものさえ感じられますね。

★★★ Excellent!!!

 はい、このお話は、ジャパリまんについての考察及び、それを製造しているラッキービーストのお話になります。
 このお話のすごいところは、そんな設定の掘り下げに留まらず、どこかドラマティックとも呼べるような物語として、もう一人のボス、ラッキービーストを描いているところでしょう。

 実に機械的に……もちろんロボットなので当然なのですが、それでも与えられた仕事の、ただのそれだけのために生きてきた一体のロボット。
 それが今回の主人公なのですが、彼が働いている工場は、物語上の出来事とリンクして、様々なことが起きます。
 野菜泥棒、フレンズ集結のためのジャパリまん増産、そして緊急事態宣言。

 これらはアニメを追っていた方なら丸分かりの出来事であり、それらを機械的に処理していく彼の行動は、実に冷静です。
 あっさりとした語り口調。いつものボスの口調。
 前編通して、彼の行動は機械的で、事務的でもあります。

 そして、このラッキービーストは最終的にアニメのあのシーンで登場した個体と言うことが判明しますが、その結末は一言では言い尽くせない、複雑な感情を私に与えてくれました。
 この作品は事実を記した、記録の物語です。彼が記録した機械の情報です。
 ですが、深みがある。
 謎の感動があり、涙ぐむ。それがどうしてなのかが上手く説明が出来ません。

 はい。そんなわけで、上手く紹介が出来ない作品となっております。
 私の技量不足もありますが、唯一つ言えること。
 これは設定を掘り下げた外伝作品と呼べる作品でもあり、同時にそれだけでは言い尽くせない、読み手の心を揺さぶる素晴らしい作品だと言うことです。

 是非、一度、お読みになってください。