★★ Very Good!! 切なさと幾ばくかの希望が… 松脂松明 遥か未来に人を探す四角い存在。歌と出会った彼は人間になることができたのだろうか?人とは肉体が人型であることが大事なのか。そんなことを考えさせてくれる一作です。 レビューいいね! 1 2017年5月16日 16:33
★★ Very Good!! 神話とは、終りではない。始まりなのだ。 クファンジャル_CF いなくなってしまった人々と、新たにあらわれたひとびとの交差点におけるお話。 レビューいいね! 1 2017年1月17日 19:49
★★ Very Good!! ロボットにも好奇心! TAMA-CHAN 人類が滅びた世界で生産され続けるロボット。主人公のロボットは生き残った人類を求めて旅に出る…主人公のロボットは好奇心旺盛で人間より人間臭い。読んでいて楽しい作品でした。 (過去にブックマークしていた小説を読み返していたら出てきたのでレビューを書かせていただきました。) レビューいいね! 1 2016年6月16日 11:12
★★★ Excellent!!! 健気なサイコロロボット。 いも男爵 人間が居ないと理解しつつも、人間を探し続ける主役ロボットの健気さに心打たれました。 また、主役ロボットのデザインがサイコロ型という点も、とてもユニークでおもしろかったです。 レビューいいね! 1 2016年4月3日 00:02
★★★ Excellent!!! 「誰も知らない夜明け」の話。 雅島貢@104kg 死とは無くなることで、後に残るものは何もない。 とはいいながら残るものもある。それが記憶であり、記録である。 (ONE PEACEの有名な台詞を引用してもいいが、まあ、やめておこう) そういう訳で、キューブ君の存在は、人間を不死にするものなのではないかと思う。つまり、これは、希望の物語だと思う。 ラストシーンを脳裏に描くと、ほんと最高なんで、みんなでやりましょう。 レビューいいね! 1 2016年3月28日 22:45
★★ Very Good!! 新人類の朝焼けには井上陽水の歌声が良く似合う 海野しぃる 人類は全滅しました。 人間の居ない地球に生まれた人類の感性を持ったこのロボットは新人類とでも言うべき存在かもしれません。 ひたすらに美しい情景描写が心に残る良い作品でした。 常に背景で小粋で穏やかなメロディの流れるポストアポカリプスはぜひ休日の朝にコーヒーでも飲みながらお読み下さい。 レビューいいね! 1 2016年3月12日 10:50
★★ Very Good!! 無為な人生の意義について 藤原 聡紳 人類が滅びた後の世界で人類を探している自動機械についての掌編。普通、こういった自動機械の行動は悲劇として描かれることが多いけれど、この作品では必ずしもそうではない。「キューブ」は、確かに自分の目的の無為さを自覚している。けれど自身のユニークさを淡々と記すばかりで、無為さを嘆くことはしない。これが、人間のメタファーになっている。現代人は無為を生きている。死んで無になるまでただただ生きるしかない、遺伝子の運び屋でしかないことを自覚していて、その点で「キューブ」と大差ない。「キューブ」の人生には救いが与えられる。我々の人生にも救いがある。川辺に宿泊施設を作るべきである。 レビューいいね! 1 2016年3月5日 03:34
★★ Very Good!! 僕は人間 雹月あさみ 「僕」と語られるロボット。 10年も経てば土に帰る。自壊装置付きのロボット。感受性を手に入れたロボット。まるで人間のような彼の物語。 続きを読みたいです。 レビューいいね! 1 2016年3月2日 20:37
★★★ Excellent!!! 固定値は正義 天酒之瓢 人間が滅んだあとの世界を旅し、人間を探し続ける機械の話。 数世代に渡って改良を続け、ついに人間らしさまで手に入れた機械の彼は、真摯に造物主たる人間を追い求める。 それはまるで起源を求める巡礼者のようでもあり……そこで見つけるのがそれかよw 角ばった姿に反する柔らかな語り口も魅力。 もう少しだけ彼と共に、機械だけになった世界を見て回りたかった気もする。 レビューいいね! 0 2016年3月1日 01:49