第4話 怨霊武田軍の黒髪(三)

「姫には払拭できぬ恨みがあるらしい」

「らしい……」

「それゆえに少々弄ばれる」

「もてあそぶ……」


 話半分に反芻させて頷いた。その態度が気に食わぬと、菅沼は機嫌を損ねたようだった。社会理念は戦国時代に遡れども、多少の変化どころかちっとも変わっていないのだ。俺はロクデナシであるから狼狽した。精神的に圧迫されると途端に弱かった。不真面目な人間が淘汰される世の悲しみが漂う。


「血洗島殿もっと真面目に申すがいい」

「そ、それなら姫にやめるように言えば」

「言えばどうなるかお主にもわかろう」

「あ、はい……」


 俺達は悲壮感を背負いながら物見櫓を後にした。


 本丸にもどれば思いがけず庭先に北条が佇んでいた。摺箔の打ちかけは薄汚れ、黒髪は乱れるままに唇は鮮血で染まっている。半日も持たずに精気が失われはじめている。菅沼は畏敬か畏怖か、流石の城主であれど片膝ついてこうべを垂らした。俺は肝を冷やした。震えあがるほどに恐ろしい佇まいである。乱れた黒髪が夜空に流れていた。柳の物寂しい揺らぎに混じりあって蜘蛛の巣のごとく広がっている。捕らえられた羽虫のように息を殺す。俺は菅沼の重苦しい声を聞いてはっとした。


「血洗島殿を連れて参りました」

「わざわざここまで来ようとは思わなんだ」

「先の戦について何やら一計を案じたそうで」

「では天目てんもくで話を聞こうか……」


 振るわれた打ちかけの袖から侍女が現れた。無表情であったが怨霊らしさがない。清々しい面差しで可愛げがある。不思議な事に精気に満ちていた。

 菅沼は北条に手招かれて庭先に居残る。俺は侍女に連れられて天目の間に向かった。踏み石に靴を揃えて宏大無辺こうだいむへんに延びる廊下にあがる。そうして歩けども目的地は見えず。途方もない距離を歩くことになった。


 長篠城の屋内は渺茫びょうぼうなる迷路である。複雑な作りをしている。俺の記憶力頼りとならば逃げようにも逃げられまい。霊界の空間は歪んでいる。天井はねじれていたし足音は四方八方から軋んで聞こえてくるし、暗闇を照らす明かりは心許ないからして鬼火のがましに思える始末。


 侍女はひらけた朱塗りの襖の前で足を止めた。記憶に新しい八畳二間の和室である。朱塗りの襖に目配せしながら俺は腰をおろす。所在なげに眺めていると襖の絵が静かに蠢いた。山間に屯する武士の絵である。それが岩肌の隙間にいる船虫のように動いた。うごうごと作業に勤しむ姿に悪寒を感じ、俺は奇声をあげて背中から倒れこむ。


「きえええええ!」


 畳を這えずりながら呼吸を整え、改めて襖に顔を近ずけて様子をうかがった。谷のうねる丘があり小川がある。鮮血の雲間に漆黒の空。広がる葦原は金箔で彩られ、煌めく海のように波打っている。見つめていると鳥肌が立つが事細かく比較してみれば、これは設楽原の情景ではあるまいか。山間には現在の様子がありありと描かれている。


「天目とは天から見た目のこと。今はそなたの目であるの」


 北条は微塵の気配もさせずに笑い声をあげた。


「それは常にわらわの目でもある」

「これで戦場を見ていらっしゃるので」

「見物するには丁度よかろう……」


 北条は不敵な面相を小袖で隠しながら、すっと打ちかけをひるがえした。隣に腰をおろして並んで襖をのぞきこむ形になる。俺は悍ましい怨霊が間近にあって堪えられずに震えていた。その痙攣する瞼と唇。象牙のような血色。皮膚を透かした青白さ。横顔でも十二分に怖い。自ずから精気の有無について問いかけてしまうほどだった。


「お、思っていたよりも早いですね、お姿」

「半日もてばいいほうだが足りぬのよ……」

 生命の気力が欲しい。と悠然な眼差しが物語る。

「そなたは口が達者だな。そのような男は損をするぞ」


 聞くやいな人為らざる怪力に腕を引かれて畳に転がされた。北条は俺の顔面に鼻先を寄せて高貴な匂いを漂わせている。まるで死臭を覆い隠すような、霧がかかる焚きしめた香りがする。頭上からぽたぽたと喀血したよだれが喉仏に滴り、首筋から肩に流れていくので気持ちが悪かった。


 香は五味に例えれば甘い。人工的な仏壇の匂いがする。埃をすすいだ墓石の匂いがする。室内なのに生温い夜風が吹いて目眩がした。垂らされた黒髪に挟まれながら心の中で香華こうげをたむける。


 一念発起して成仏してくれ。


 俺は抵抗虚しく戦鎧を解かれ、腹から精気を貪られた。女の冷たい手のひらが、蛞蝓なめくじが這うように執拗な仕草で余すところなく吸いあげようとしている。五臓六腑までも舐めつくす感覚がした。


 北条が腹上から退いても起きあがれず、腕に顔を伏しておいおいと泣いた。一方は精気に満ちて輝かしく美しい。一方は精気を奪われ涙に暮れている。俺は女に利用されたのだ。汚されたんだ。その思いにつきる。虚しさと情けなさに背中を丸めた。


「して、そなたの話を聞かせてもらう」

「ううう……ちょっと……まってて、ください……」


 乱された襟を整えながら、すんすんと鼻を啜った。戦鎧を脱がされた俺は場違いな襦袢姿である。遊女の派手な長襦袢は久左衛門のおさがりで、もたつく裾を尻端折しりはしょりで捲りあげて着用していた。で異様に目立つ。戦鎧を着こめども解かれた姿は、ただの遊び疲れた何処ぞの呉服問屋の若旦那か。すると北条の視線が増して冷たくなった。ように思えた。


「泣かれても困るのう……」

「はい……」


 俺は意を決して事のあらましを述べる。真実をのたまうのだ。ただし皆まで言わぬ。これが逃げ道であり上策だ。本心を語らずにパーソナルスペースを優先したい人生だった。こだわりゆえの人間味の薄さがここにきて役立つとは。場凌ぎで饒舌じょうぜつになる癖も今はありがたい。


「今宵の戦はまず情報戦となりましょう。物見を放ち敵方の動きを熟考して迎えうつことが最も安パイと思われます。そこで一網打尽とすれば勝機は武田に」

「あんぱい……」


 北条は小首を傾げてほうっと息をついた。


「そのあんぱいとやらで勝てるのか」

「え……勝て、勝ちましょう」


 弥栄いやさかをあげることが重要である。しかし俺の考えは満足感を味あわせることを先んじた。勝利云々以上に大切なことだ。幾万回の負け戦に黒星が足されようとも、満足感があれば身も心も軽くなるし、成仏となれば双方の利になる。俺達は霊界から開放されるのだ。それを口にだせば怒りを買う気がしてならない。先ほどの失言もあって正直者が馬鹿をみることは重々承知していた。


 やぶさかる俺を見て北条は殊更に視線を冷たくした。それでもって侮蔑的な物言いで先を促してくる。


「そなたの策とやらはなんだ?」

「火攻めです。葦原諸共焼きます」

「それはまた面白いことを考えるな」


 北条は心底興味なさげに眦を細めた。三日月を模った唇でうふふと笑う顔が俗っぽい。精気に満ちた円やかな頬を緩めて俺を見定めている。


「皆に草を毟らせてはいなかったか」

「それも策の内ですので……」

「斥候は如何様にするつもりか」

「それも策の内ですので……」


 そっと目線を外して慎ましい胸元を見つめる。乳房の検分ではない。円滑に物事を運ぶには話術が必須である。視線をあわせることが逆手なのだ。目をあわせつづけて礼儀を欠けば大事なのだ。


 俺は技量を要して見事了承を得ることに成功した。しかし戦国時代の若者は偉いところにあっても栄養不足なのだろうか。ふと北条の発言を顧みる。女憎し胸憎しである。如何ともしがたい問題だ。


「北条様はこの戦に勝たれたらば、どうなさいますか……」

「どうするか……そなたはそれを聞いて後悔せぬか」


 先ほどの忠告もすっかり忘れ、浮かんだ疑問が口を衝いてでた。後悔先に立たず。俺は阿呆な顔つきで硬直する。それを間近で見ていた北条が、瞬間絶句した後に笑い声をあげた。顔を背けて打ちかけに身を潜めながら笑っている。丸い背中が山揺れのように左右に振れている。戦国時代の女を鑑みれば大袈裟な反応である。相当に阿呆のレベルが堪えたようだった。


 北条は眦に溜めた涙を拭いながら顔をあげる。多少顔色がよくなった気もする。それも気のせいなのだが。だって幽霊だから。数百年前に死んでるから。燭台の火のせいなのだ。


「もうよいよい、殿に申してやってみるがいい」

「で、では私はこれで失礼を……」


 急ぎ足で退座する。それから自身が何処に向かうべきか失念した。鳥居強右衛門の問題もあった。踵をかえして天目の間に踏みこめば、北条の凛とした背中があった。襖の前を陣取って設楽原をじっと眺めている。


「今一度申しわけありません、鳥居強右衛門のことなんですが……」

「すでに聞き及んでいる。あれもどうにかしてくれるのだな」

「ぶっちゃけて申しあげますが、放置ではだめなんでしょうか……」

「戦に勝つということは鳥居強右衛門の足に勝つということよ」


 仄暗い響きで嘯いた北条は、横目で俺を見つめていた。鮮血に濡れた唇は艶やかに光っている。真紅の化粧品にも勝る美しい唇であった。俺は身震いして頷いた。鳥居強右衛門の足がどうのこうの理解しているわけでなし、首を縦に振る以外の答えを許されていないと、生存本能が判断したのである。


 その後、くだんの松明を譲られて長篠城を後にした。城主である菅沼は刻限になって大声をあげた鳥居強右衛門に石礫いしつぶてを投げつけていた。耳を澄ませば大声の正体がわかる。

「援軍はあと少しでくる! 二日三日の辛抱だぞ! 皆の衆、耐えぬいてくれ!」


 俺は設楽原につづく一本道の道すがら歴史の何たるかを改めて知った。過去の出来事は簡単にすれば紙縒こよりの束でしかない。一本一本が現代のくさびでありながら些細な出来事で、時代を重ねた美醜の有象無象が坩堝るつぼになっているだけだ。あの男、鳥居強右衛門が徳川織田の援軍を伝えるために命をかけたことも、菅沼新九郎正貞の意味深長な言葉が誰への忠信ちゅうしんであったかも、それらが歴史を作りあげたひとつであると周知されるには数百年の時間を要する。


 一兵の采配が設楽原での敗退に繋がった。歴史ってそんなものだった。



***



 ふと葦原を横切れば現実にもどれる気がした。


 俺は同様妖雨に降られながら駆ける足を止めた。今ならば誰の目もない。頭の片隅には夢空による脱出の算段とやらが蠢いていたが好機逸すべからず。背後に追手がないことを確認して脱兎のごとく葦原にもぐりこんだ。やはり松明は鬼火であった。乾燥した葦原に火の手は廻らず狼煙のろしもあがらなかった。頭隠して尻隠さずにならず、俺は丈高い萱を薙ぎ倒して歩いた。懸命に距離を進んだ。


 やがて怪雨は鳴りを潜めた。葦原から抜けた先は鬱蒼とした森である。暗闇の空に薄らぼやけた月が浮かんでいる。踏みこめば、松明の鬼火が突風に吹かれるようにして掻き消えた。頭に居残っていた虫螻むしけらも甲高い断末魔をあげて、関節を丸めながら身悶えつつ粉塵のごとく崩れていった。さながら地獄の境界である。


「お待ちしておりました」

「長篠の城にいた人!」


 唖然としていると木陰から見覚えのある女が現れた。北条に仕えていた怨霊の侍女である。聞けば葦原に遁走する姿を予見していたという。主人の目を盗んでの単独行動。好機逸すべからずの先手である。


「姫様は今しがた床に……」

「えええ……それは睡眠で?」

「なにせ十六人分でございます」

「十六人ってなんですか……」

「黄泉路を共にした侍女の頭数にございます」


 視線を交えた侍女は死人であって精気を宿している。しかし溢れている。いずれ無くなるだろう。出処は考えずともわかった。俺は告げられた兆しに内心震えあがりながらも、掲げていた空の松明を降ろして、手招かれる先に進みでてしまった。鞍替えしても危難は変わらず、やはり逃げようのできない場所にいる。気がしてならなかった。だがしかし侍女は言う。


「三十六計逃げるにしかず、と申しましょう」

「ということは……つまり……」

「このまま逃げられませ」


 侍女の指先が腕に伸ばされる。無表情であるはずの面差しには僅かな焦りが浮かんでいる。震える指先に先を急がされ、俺は躊躇する。空には薄らぼやけた月と星がある。首筋を撫でつける寒い風。葦原を顧みれば仄暗く、森の奥をみれば混沌。異なる明暗と体感温度から領域を感じる。異なる世界の境界は明らかだ。


「ここは霊界との境界、黄泉平坂のようなもの」

「よもつひらざか……それって日本神話の話だっけ」

「隔てるものを当てはめるならば他に言いようございません」

「でも……逃げれるのか……捕まったら死ぬんじゃ」


 日本神話に登場する黄泉平坂は、死者である姫神ひめがみを蘇らせるため禁足地に足を踏みいれた彦神ひこがみが、脱出時に恐怖の辛酸を嘗めることになった領域である。ふと黄泉平坂の顛末に思い至り、俺は恐る恐る口をひらいた。


「たしか黄泉平坂は岩で閉じられたんじゃ……」


 彦神が追いかけてくる姫神の道を岩でもって閉ざした。二柱は岩壁を挟んで悶着した。結果口喧嘩で人間の寿命を定める応酬をする。この世とあの世の境目で。千人殺すなら千五百人産ませるという生死の概念が誕生したのだ。そうした男女の諍いで幕を閉じる話である。


「血洗島殿は坂に転がされたのでしたね」

「そうなんですが……でもあれ役所の人で」

「その方々はただの人間ではなかったのでしょう」


 侍女の淡々とした物言いにマイクロバスの簀巻きが脳裏をよぎる。川州かわすに積まれた死体の山。あれが奴らの日常の一片であるならば、確かに心は鬼。言い得て妙だが人間ではなかったのだ。


「では転げてきたのならば帰り道は一本。迷い道は存在しておりませんから、気を強く持ちさえすれば在るべき場所に辿りつくことができましょう。姫様が寝ているうちに。見つかればどうなることか……」


「寝ているうちに逃げるとか、それ追いかけてくるのがセオリーじゃないか……なんだっけ御伽話か何かであったよな……」


 ぶつぶつ文句を口にする。それであれ侍女の後について泥濘んだつづら折りの崖をくだった。獣に開拓された藪の道である。笹草の細い茎を鷲掴みながら滑るように落ちていき、やがて摩擦で指が痛みだした頃、澄んだせせらぎを耳にした。藪を抜ければ夜に煌めく水面があった。薄霧の漂う清々しい空気を胸に吸いこみ感極まる。と僅か先に覚えのある山を見た。侍女は川州を眺めながら口をひらく。


「あの山から坂を登れば境界を越えまする」

「山っていうか死体で坂っていうか崖だけど」

「もはや生きてもどれぬ者は捨ておかれませ」


 侍女は囁きを落として身体を崩した。地面に伏せた空蝉うつせみの薄衣が夜風に吹かれている。侍女は忽然と姿を消してしまった。俺は薄衣を抱きしめ、蠢きはじめた簀巻きから視線を外せずにいた。怪異が雁首揃えて繰りかえされる環境に慣れるいとまはない。さながらゾンビゲームの主人公のように闘争心でもあれば場凌ぎにはなった。しかしこちらは丸腰の生者である。死体に憑いた畜生の霊なのか本人なのか。はたまたウィルス性のなにがしなのか。噛まれれば感染しそうなので気味が悪くなる。


 俺は暗闇に薄目の度胸で川州を駆け抜けていった。若者捨ての被害者は死んでいる。日数を経て腐乱死体となり、せせらぎの川下から這いあがってくるのだ。崖をあがろうにも知能がない筋肉がない。集まるだけ集まってあぶれた者が俺にすがりついてきた。


 もう感触が駄目。


 崩れたゼリー状の脂肪が長襦袢から腹部にじっとりと染みてくる。茹でた海老の肉感。鮮やかな鬱金うこんの脂肪が触手のようにしがみついていた。


「ぎ、ぎゃああああ……」


 恐怖の絶叫は脱力する。声を張れるほど足腰に力が入らなかったのである。尿道が膨張して膝の靭帯までもぐにゃぐにゃしている。俺は侍女を恨んでもいたし夢空と久左衛門を出しぬいた罪悪感にも苛まれた。しかし無抵抗のまま道連れにされる気はない。意を決して簀巻きを足場に崖を跳びあがった。柔らかな腐乱死体に足首まで埋まる。木の根を足場に変えて幾度も滑りながらも挑み、坂道に辿りついた時には満身創痍であった。静まりかえった崖下を眺めると地獄絵図だった。


「お陀仏お陀仏」


 薄霧の斜面をあがりながら御伽話や怪談におけるセオリーを思い出す。嫌な兆候ちょうこうである。懸念を振り払うため無心で斜面にかじりついて頂上を目指した。古今東西、物語の展開は思考の転換を先ぶれに訪れるものだ。考えたら駄目だ。考えたら北条が出てくる。鼻提灯を膨らまして呼吸を荒げ息を殺す。矛盾を繰りかえしつつ恐怖を遠ざける。しかし想像上の思惑通り。背後から暴風が追い抜いていった。


「そなたは逃げてはならなかったのに……出てはならぬのに」

「つ……つい魔が差して……だって来たくてきたんじゃ……」

「そのようなこと。そなたは夢空ら久左衛門を思わなんだか」

「い……命あっての物種……だって死んだら終わりだし……」

「そのようなこと……そのようなこと、わらわとてわかっておったわ!」


 北条は黒髪を渦巻かせながら般若はんにゃ形相ぎょうそうで飛んでくる。そうして憤怒の荒業で胸ぐらを鷲掴み、高々と男の身体を掲げてみせた。俺はまたしても暗闇に放られることになった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

そこそこ怪談話 hana @yohana

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ