第3話 怨霊武田軍の黒髪(二)

 俺は武田軍の陣を歩きながら目をそらした。武士が魑魅魍魎の怨霊ならばとんびのように首が飛ぶのも道理。手足が無ければ胴体だけでも存在する。酒坏をあおれば胃袋にたどり着かぬ。喉からあふれ臓腑からあふれ尻穴からあふれ、血反吐に割られた銘酒は糞臭になる。


 怨霊達は白い幔幕まんまくに隠された陣所で、なみなみの酒桶に泳ぎ、雅楽に興じて、焚いた香木に酔いしれている。さも死者の特権であると言わんばかりの無礼講で。結いあげた髷を落として、ザンバラ髪を乱れるままにしている。墓場で運動会である。


 北条は賊軍の宴に嘆いていた。特に長襦袢からこぼれる遊女の乳房に眉を顰めていた。俺達は陣内を迂回した。気がつけば戦頭である武田勝頼の御前に立っている。勝頼は大鎧の武士であり、古典を世襲して両隣に女を侍らしていた。女は高貴なしつらえに身をやつして釈然たる微笑みを浮かべている。篝火に照らされた勝者の面立ちで浪人生者を眺めている。こういう女の顔は常時拝める。別段に珍しくない。おてもやんみたいな紅顔を小袖に隠してクスクス笑っている。


 俺は爪先で地面を叩いた。イッライラする。


「むむむ、そこな雑兵は何処ぞで拝んだ顔だな」

「我が殿は若道にまで通じておられるのですね」

「おお姫も冗談をいうようになったのだな」


 勝頼は破顔すると酒坏をあおりながら、下顎で俺をこまねいた。


「して如何様な理由で戦鎧を着こんでいるのか」

「如何様と言われましても……戦なので」

「北条から話は聞いたが、おなごの身で何ができようか」

「おなごの身でと言われましても……戦なので」

「はて戦、戦などあっただろうか――?」


 俺は内心泡を吹いた。他称恨みつらみの怨霊は、敵を失念して戦に未練もなく、酒を呑んで女を侍らしている。これで賊軍の棟梁なのだから歴史上蔑まれても不思議なことはなかった。北条の巨乳憎しの原因が理解できた。生前の人格も想像に難くない。


「織田信長をこの地で討たねば、我らの無念は解かれませんぞ」


 北条が般若の形相で言いつのる。


「ここで討たねば死にまする……」


 もう死んでるんだけどな。北条は何がしたいのか。俺はひとり考える。


「ふむ今宵の戦で重宝するのであったな」

「ですが負け戦。今宵で幾度目になりましょうな」


 勝頼は胡座を解いて咳きこむので、北条は恐ろしき顔つきで睨みつけた。改めて俺は震えあがった。女は怨霊である。それ以上に鬼女だった。精気を吸っても尚おどろおどろしい。現代的にいえば発狂するヒステリーだ。露見している本性。この本物ってものは隠せないらしい。


「御館様ああ、この雑兵うう、織田の軍勢をしりぞける駒となりましょうう」


 北条の言葉尻は強い。地鳴りのような声色で、名もなき雑兵を只管に薦めた。勝頼は見事な大鎧の中身をぶるぶる震わせているに違いなかった。両隣の女達も気圧されていた。俺だって怖かった。


「黒田官兵衛のもつ兵法のようにか……」

「さながら知略家でございましょうう」


 恐怖も相まってトントン拍子に都合がつけられた。俺は慣れぬ戦鎧姿で葦原に投入される。



***



 織田軍の陣が再現された丘陵地帯は、地に足をつけてみれば眺めるよりも手狭だった。まず荒野で視界が悪い。枯れた雑草でも退かしてみるかという話になった。作業するなら手がいる。ので墓場で運動会状態の宴会を中断させた。非難轟々かと思われたが小休憩のていで腰をあげさせることに成功。武士達は欠損した部位を集めて、動ける身体になった者から荒野にくだっていった。


「こっちは敵軍のほうじゃー」

「見えやすいほうがいいやろ」

「はなから馬防柵がなければのう」

「柴刈ったら堀でも埋めるか」

「なら小川に土敷いておくか」


 俺は勝頼に「まずは物見です。物見を制するものは戦を制します」など提言して、斥候せっこういわゆる間者の必要性を説いた。君子危うきに近寄らず理論である。戦わずして無念が晴れるなら、それに越したことはない。要は納得できればいいのだ。これで戦無限地獄が終われば成仏できるぞ。やったな。


 そうして俺は武田軍一斉による除草作業の許可を得たのだった。


 まあ斥候に至るまでの道は手間がかかればかかるほどいい。長ければ長いほどいい。これには意味があった。時間稼ぎである。スポーツで昇華される憂鬱な気分、精神病を患った者にはスポーツをさせよと言われる。つまり労働の喜びで成仏してくれたらいい。


 俺はコミュニケーションの偉大さをつぶさに話した。ただし体育会系ではない。精神を鍛えるわけではない。協調性を養うのである。故にきょうび教育現場は石橋を叩いて渡るオテテツナイデゴール論が優先される。遊戯会を舞台に顕著に表れる現象だ。つまり主役が二人。下手をしたら登場人物全員が主役である。そうして悪役がいない。最高じゃん。俺は頷いた。


 一軍の将を務めていた武士達は納得がいかず呻いている。勝頼が腰をかがめて除草作業に興じているのに無視はできないので仕方なしに働いている。俺はやんややんやと監督をつづけて、奴らの背中にエールを送った。


「見通しよければ馬防柵に対処できたはずだ。勝負に約定があったのか。ないならズルしておけ。あいつらも後ろから攻めてきたんだ。なにしても勝つ気でいけ。勝てば官軍負ければ賊軍。次こそは勝つぞ。気合をいれろーえいえいおー!」


 馬防柵によじのぼり声を張りあげる。腹に力をいれると爽快だった。久しぶりの充実感だろうか。口ばかり動かしているのに心が満たされていく思いだった。


「血洗島さんって根性論な人だったんですね」

「おう支配欲で満たされた顔してやがんな」

「ううう……う~ん」


 俺は指摘された内情に図星をつかれて胸を痛めた。しかし瞬時にひらめきを得る。武田軍総動員の除草作業は松明を掲げて行われていた。それは静寂の暗闇に散らばって葦原を明るめていた。轟々と燃えあがる様は繋がりあい乱反射して、まるで炎の海にも見えた。


 豊臣秀吉の水攻めならぬ血洗島の野焼きである。戦国武将に相応しい手段で挑まずともいいのではないか。馬防柵排除のため戦場に手を加えはじめたのだから、今更幾重の工作を講じたとして誰が責めようか。前から後ろから攻められて敗退したのだ。目には目を歯には歯を。


 孫子も言っている。一に曰わく火人かじん、二に曰わく火積かし、三に曰わく火輜かし、四に曰わく火庫かこ、五に曰わく火隊かすい。しからば善は急げ。久左衛門、夢空、女達の制止を振りきり、荒野にいる武田軍大将を探した。


「殿様、孫氏の兵法からアイディアを得ました」

「ふむ、あいでぃあ――あいでぃあとやらか」

「火攻めです。これで楽に一網打尽ですよ」


 勝頼は大鎧で縮こまって草を刈っていた。そうして俺の妙案に頷いた。が。


「ならば姫によくよく話して聞かせてみよ……」

「はあ? 奥方様の許可をってことですか?」

「勿体なき明敏なおなごである故――」


 顧みれば北条には率先力があった。霊界に無関係な人間を引きずりこむ決断力。女体に変じない俺を勝頼の駒にする判断力その先見性。勝利を諦めず保ちつづけるバイタリティー。享楽にふける怨霊の中では余程の英傑である。


「それで奥方様は今どちらに」

「姫なら長篠の城にいる」


 いつの間にやら北条は長篠城に登っていた。怨霊武田軍の英傑にとって今宵の戦は所詮デモンストレーションであった。敗北からの脱却戦なれど陣所に留まるでもなく設楽原に降りるわけでもなく、嘗ての敵陣である城に篭もる手段を取った。俺は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。あっちは死んでいるが、こっちは命がけなのだ。


 雑兵に案内を頼み長篠城に向かったが、霊界の地形は武田軍の都合にあわせて変形している様子であった。暗闇の一本道を松明を掲げて歩いている。赤道には丈高い萱が生い茂り、身の毛もよだつ暖かい風にゆらゆらと揺らめいていた。雑兵は菅沼新九郎正貞と名のり、長篠菅沼氏として城主を務めているという。戦鎧も身につけず病人さながらに薄汚れた肌小袖を着ていて、すわ鬼火である、揺らいでも揺らいでも消えぬ松明に照らされてみれば、明らかに怨霊であった。


「このような出で立ちで申しわけなくそうろう

「あ、はい……」

「拙者、獄中死であったので……」

「ううう……う~ん」


 恙無く会話を繋げて親睦を深めた。長篠城までの道は数刻もかからなかった。しかし身も心も疲れ果てる始末。生い茂るかやの隙間から、または畦道から大小の天蛙あまがえるいなご蜻蛉とんぼまで飛びだしてきたのだ。雨霰あめあられの昆虫祭りに俺は白目を剥いた。俗にいう空からの落下物である。現代社会であっても割りかし有名な原因不明の現象だ。日本ではそれを怪雨かいうと呼称した。むろんそれは未確認の怪奇現象でしかないのだが、遡ること江戸時代の漢方医が記した書物、百科事典で詳らかにされているので信頼できるっちゃー信頼できる話であった。常識的に考えて権威があればなんでも信憑性は増すものだった。


 俺は上から横からの怪雨に打撃を受けていた。潰れた蝗を肩から剥がしつつ、泣きながら菅沼について城内を歩いた。本丸一室に通された俺は鼻水を啜り、茶菓子を食べながら菅沼と談笑した。苦笑いである。ところが昼行灯、おぼろな燭台の二間であるためか、菅沼は機微がとんとわからぬ様子であった。座敷から拝める庭先は荒れていた。見るからに井戸は涸れていて蓋すら外れている。それでもって周囲の草木には悍ましい活気があった。青々しい柳のある景観は番町皿屋敷の舞台らしさがある。長篠城は件の戦いで廃城になっていた。状態はさもありなん。怨霊に庭師はいないのか。そもそも成仏しているのだろう。


「血洗島殿、鳥居強右衛門とりいすねえもんなる者を知っているか?」

「いや~全然聞いたことないですね、すみません」

「その鳥居強右衛門が姫を困らせているのだ」

「北条様をでございますか……」


 都合の宜しくない雰囲気になってきた。


 俺は茶菓子を飲みこみ、いざ膝を崩そうと姿勢を整えた。そこで菅沼に足首を押さえつけられたので立ちあがれない。逃げだしたいが逃げだせない。


「鳥居強右衛門は刻限になると城に向かって大声をあげるので

  皆ほとほと困っておる」

「決まった時間に大声ですか、なんですかねそれは……理由は、その本人には」

「それが鳥居強右衛門に聞くにしてもな、気味が悪くて誰も近寄れぬのだ……」


 怨霊が気味悪がるってどれだけだよ。


 菅沼に言わせれば迷惑男にすぎない鳥居強右衛門は、しかし北条が手をこまねく存在であり、ロクデナシの俺に垂らされ一種の蜘蛛の糸のようであった。この状態は絶好の機会ではないか。俺は光明を得た思いで足を組みなおす。対峙した菅沼に是非とも話を聞かせてはくれまいかと眉間に力をこめて言いつのった。


「菅沼様、では手前が鳥居強右衛門に話をつけて参りましょう」

「そうして貰えると助かる……だが、そちは姫に話があるのだろう」

「そうでございますがね、北条様が現れる気配がございませんので」


 霊界脱出の好機が掴めるなら火攻め云々など構うものか。俺は胡座を手のひらで叩いて、今しがた思案したていを装い、庭先に向かって顎をしゃくった。卑しくも精気をすする鬼女が現れる前に何としても鳥居強右衛門と接触しなければ。


「ではこのような案はどうでしょうか。それがしが鳥居強右衛門と話をつけている間に北条様が現れましたらば、恐縮ですが菅沼様の部下の方にご足労願いまして……」


「血洗島殿には伝えておらぬことだったが、城内には拙者と姫と侍女共しかおらぬのよ。鳥居強右衛門については物見櫓から見定めてもらいたいのだが」


 手前勝手の気恥ずかしさから、菅沼は俯き加減に頭を掻いた。長篠城の敷地は広い。それに見合わず武士や雑兵は不在。数人の侍女が北条に仕えている他、誰もいないという話だった。顧みれば奴らは設楽原本陣に合流して除草作業に手を割いている。不思議な縁の巡りに俺は息を詰めたが、ふと疑問を抱く。つまり鳥居強右衛門は城外にいるのだ。門番がいない長篠城に入ってこない理由がある。


「外で叫んで聞こえてくるとなると、

  ずいぶんと近いところで叫んでいるのでしょうね」


「門前に陣取っているから煩くてかなわん。

  どうにかできるものなら早急に手を打とう」


 力強く頷きあった俺と菅沼は、早々に座具から立ちあがって庭先へと降りる。井戸の端、柳の枝垂れが折り重なる石畳をくぐり抜け、本丸から西門前にある物見櫓に向かった。道すがら城内を散策程度に周ってみたが北条の姿はついぞ見かけることはなかった。


 長篠城は川に挟まれた断崖の城造りである。戦国の城ならば名古屋城やら熊本城やら小田原城やらを思い浮かべるだろうが、長篠城は天守閣を要していない平城であった。つまり断崖の反対側は平野なのだ。自然の城壁として一方に徹しやすい。籠城戦を決めこむに恵まれた地形である。


 ふと物見櫓に登って地平線を眺めてみれば、設楽原で除草作業に勤しむ武田軍の松明が輝いてみえた。静寂の暗闇は有海原の名に相応しく、夜釣漁船の光のように幾数も輝いている。足元を流れる断崖の川は轟くような濁流で地響きをあげていて、うねりに耳を傾けてみると何処ぞの湾にでもいる気がした。


「昔はこの対岸に武田の軍がおったのだろう」


 感傷深げにつぶやいた菅沼は徐ろに遠方の陣所にむかって大手を振った。獄中死の横顔が晴れがましくて俺は静かに唸る。離島から小型船に挨拶する感じだな。青春だなと思った。


「そういえば長篠城って最後は徳川の陣営でしたね」

「拙者は直接関わることなく無様に死んだがな……」

「あ、そうでしたか。色々ありますよね戦国ですし……」

「ただ奥三河は殿のもとにありつづけた。世に残った」


 意味深長な言葉だった。菅沼新九郎正貞の忠義など知識にない。しかし俺は菅沼が怨霊に堕ちてまで遂げたかったことを察した。無念の死を越えて長篠城を守るために帰ってきたのだ。そんな哀愁にふける姿を横目に、来た道である葦原の様子をうかがった。しばらくすると刻限になる。太鼓を軽快に叩く音が聞こえてきた。まるで濁流など構いなしに鼓膜を震わせて、舞台袖から歌舞伎役者でも飛びだすような演出で、聞き覚えのある雅楽が流れはじめる。ちゃらんぽらんな音頭にあわせての輪に磔にされた男が現れた。褌一丁の下着姿である。暗闇に煌々と燃えあがる輪を身体全体で回転させながらやって来た。そうして俺達がいる物見櫓の対岸でぴたりと停まる。頭と足の位置があべこべである。男は逆さ吊りの体制で長篠城をまんじりと見つめていた。


 鳥居強右衛門は炎に照らされる中で、重力に抗うために両目を見ひらいていた。唇を噛みしめる形相は凄まじく、血流が滞った顔色は赤鬼である。農耕で鍛えぬかれた体躯、その膨れあがった筋肉は脂が乗ったプロのボディビルダーにも勝る完璧な仕上がりで、俺は恐れ慄いた。


 見事な身体だからこそ、刀傷や打撲の跡が生々しい。尋問か拷問でもされたのか。形相は幽鬼のそれである。北条に負けず劣らず怨霊である。俺は隣の菅沼、設楽原の勝頼を頭に思い浮かべて頭を振った。奴らに比べて鳥居強右衛門は現実的であった。肉体の傷跡は生前のまま嘘偽りがない。思えば勝頼の大鎧などは夢物語だ。執着心が生前の姿形に現れるならば、勝頼は戦に菅沼は死に様に未練があるのだろう。では北条は老いなのか。さっぱり理解できず、俺は現実逃避のために深く深く考えこんだ。


「ささ、来ましたぞ。血洗島殿、頼み申した」


 しかし菅沼に背中を押されたので物見櫓から降りる。城壁の木戸をあけて断崖に張りつくように立ち、飛沫を浴びながら鳥居強右衛門に声をかけた。のぞきこんだ川底は濁流に渦巻いていた。落ちたら藻屑なのだから決死の覚悟で城壁にしがみつく。


「突然に申しわけないんですが、あなたは鳥居強右衛門ご本人でしょうか!」

「むろん俺は鳥居強右衛門であるが、そちらは武田の者か徳川の者か!」

「武田でもないし徳川でもないので、今は話を進めましょう!」

「武士であってそれほどの戦鎧をまとっていながら嘘を申すな!」


 紋付の戦鎧に鳥居強右衛門は眉を顰めている。距離がありながら目敏い。俺は濁流に飲まれまいと感情に任せて応酬した。鳥居強右衛門は徳川に仕える奥平家の足軽であった。武田軍に捕らえられたが忠義のために己のすべてを仲間に捧げたのだ。そうして今も夜毎殺されているという。北条によって。俺は内心泡を吹いた。頼む君ら死んでるんだからもうやめてくれ。


 もうどうにでもなれ。そんな気持ちで城内に踵をかえす。


「血洗島殿そちらの話はついたのか」

「つくわけないだろうがばーか」とは言えずに俯いて誤魔化す。

「ま、まああちらの意見もありますし……」

「しかし今宵は叫ぶのをやめたようだが……」


 菅沼は物見櫓から肌小袖をなびかせて降りてきた。俺は居たたまれずに肩を縮めた。原因である北条の所業を伝えねばならない。しかし逆鱗げきりんに触れて長篠城に監禁される可能性も無きにしもあらず。最悪殺されるのではなかろうか。このままでは夢空の脱出の算段に乗れず、賊軍の因縁に憑かれたまま無限地獄。戦鎧で霊界に死ぬ。武田軍の仲間になる。彷徨える怨霊となる。負け戦なんて好きこのんで延々とやれるか。


 しかし言わねば謁見の時間すら設けられそうになかった。


「鳥居強右衛門は夜毎殺されていると申しました……」

「では叫び声の理由はそれだったか」

「心当たりは……」

「あるぞ……」


 菅沼は物言いたげな面持ちで木戸に視線を延ばした。

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