なかった! 「超心理学」小説

現在の超能力がらみの事件と、数年前のアメリカの超心理学研究室の物語が平行して進む群像劇。
「超能力組織」「超能力犯罪」とかはお約束だが、「超心理学」という視点は、異能物の多いWeb小説でもあんまり見かけないような。そこが面白い。
普通の社会にいる超能力者を真面目に取り上げた話だが、文章も丁寧でいいし、主人公と友人や小学生たちのリズムのいいやり取りで、重くなり過ぎなくて読みやすい。

その他のおすすめレビュー

わたのゆきおさんの他のおすすめレビュー10