概要
世界は一度壊れた。でも人類は滅びなかった。そして観測するのが私の仕事。
大災厄から150年。
壊れた世界には、再び国家や市町村や集落が生まれ、鉄道が走り、人々は働き、学校へ通い、今日の夕食について考えている。
世界共同機構(WCO)の若き地域観測官イザベル・ディケンズ。
彼女の仕事は、世界各地を訪れ、「そこに誰がいて、どんな暮らしをしているのか」を観測すること。
そんな一度壊れ、なにかを忘れた世界を旅し、観測する物語。
壊れた世界には、再び国家や市町村や集落が生まれ、鉄道が走り、人々は働き、学校へ通い、今日の夕食について考えている。
世界共同機構(WCO)の若き地域観測官イザベル・ディケンズ。
彼女の仕事は、世界各地を訪れ、「そこに誰がいて、どんな暮らしをしているのか」を観測すること。
そんな一度壊れ、なにかを忘れた世界を旅し、観測する物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!世界は一度滅びた。それでも、人間の暮らしは続いている。
ポストアポカリプスものなのに、こんなに人間臭くて、こんなに世界を旅するのが楽しい作品があるとは!
世界は一度、壊れてしまった。
けれど、人類は滅びなかった。
生き残った人々は国を作り、町を作り、それぞれの文化や制度を築き、今日も当たり前のように暮らしている。
そんな世界を旅するのが、世界共同機構(WCO)の地域観測官、イザベル・ディケンズ。
彼女は世界を救う英雄でもなければ、事件を次々解決する名探偵でもない。ただ各地を訪れ、人々の話を聞き、見たものを観測してとてもフラットな目で記録していく。ただ、結構な食いしん坊。
しかし、これが実に面白い!
ある土地では奇妙な制度が当たり前になっ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「ポストアポカリプス」と聞いて想像するものは何だろう。
瓦礫の都市。
荒野。
食料を奪い合う生存者。
失われた文明の謎。
世界を救うために戦う主人公。
この作品には、そのどれも出てくるかもしれない。
でも、たぶん一番大事なのはそこじゃない。
世界は一度壊れた。
けれど人類は滅びなかった。
だから町を作った。
学校を作った。
市場を開いた。
鉄道を走らせた。
選挙を始めた。
そして役所では今日も書類を処理している。
この「世界が終わりかけたのに、人間はまた普通に暮らし始めてしまった」という発想が、とにかく好きだ。
主人公のイザベル・ディケンズも面白い。
世界共同機構の「地域観測官」として各地を旅する22歳の女性なのだが、世界を救う勇者でも、…続きを読む