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「故地奇譚」24-3.意図

今日も今日とて登場人物いっぱい。
流行りではないらしいけど、実際に生きてりゃ色んな人に出会うってことで、見逃してください。
興味があれば、下のページをご参照ください。
https://kakuyomu.jp/works/16817330652371680196/episodes/16817330657615583779

菊田の話。
身も蓋もなく言えば、人の本質は群れをつくる猿=(嫌な話ですが)下位だと判断した者にマウントをとりたくなるのが性です。一方で、思いやりや学習した道徳観でそれを抑えようとするのも人の性かと。
後者によって前者をどんな相手にも常に抑え続けられる人がいる一方、侮っても大丈夫と判断した相手に抑えが利かなくなっていく人間は少なくありません。
作中で言っている通り、郁は菊田たちの悪意をその気になればどうにかできた=侮られないようにできた、人として対等な立場を保てたのにせず、結果、彼女たちの人としての嫌な部分を引き出してしまったと反省している、と。

ジィガード;
郁は彼を気に入っていて、シャツェランと彼はお互い助けになる存在だと思っています。
だから、ジィガードが公人の彼としてはさほど価値がないはずの郁や奴隷を思いやる人だとシャツェランに見せたかった、と。
シャツェランはそこを汲み取って、ジィガードと組む方向になった、と。
シャツェランは郁をとことん信用します。立場も何も関係なく、自分を思いやってくれた幼馴染です。

次回シャツェラン&郁です。

ではまた。
9月も半ばを過ぎたって言うのに暑い! 十五夜だったのに、夜30℃越えてた! ススキが出穂してない!!
季節感が狂ってきてない…?と慄きながらさよならです。
お互いの今日がいい日でありますように!

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