慌ただしい日々が過ぎ、気が付いたらもう11月も下旬を迎えていました。
思い起こせば、この一ヶ月だけで色んな事がありました。嬉しいこともあったけど、悲しいこともあって、忙しくもあって、心の中が未だ整理できていない感じですね。
以前こちらの近況ノートにも書きましたが、地元の小説賞に向けて震災当時の記憶を元に作品を制作し、応募しておりました。その結果、何と入賞という評価を受けました。カクヨムの枠を外れ、どこまで自分の力が通じるのか試してみたかったのですが、正賞でなくてもこうして入賞という形で認められたのは、やっぱり嬉しかったですね。表彰式にも参加しまして、ステージに上がり一言あいさつを求められましたが、観客やカメラマンを前にして、緊張のあまり何を話したのか今もよく覚えていません(笑)。
その前後、祖母が急逝したとの報を受け、何と表彰式の翌日に通夜が行われることになりました。
花で綺麗に飾られた遺体を前にすると、幼い頃に遊んでもらったことなど、過去の数々の思い出が頭を過り、目頭が熱くなりました。祖母はすでに百歳を越えてホームで生活しており、近年はあまり会うことはありませんでしたが、いざ別れの時を迎えると、やはり寂しいものがありました。
そして、感傷に浸る間もなく仕事が忙しくなり、家に帰ると風呂に入ってすぐ寝るという日々がしばらく続いていました。やっと少し落ち着きましたが、仕事で色々トラブルもあったので、もう少し心落ち着かない日々が続きそうです。仕事と制作の両立は本当に難しいですね。
色々気忙しいまま年の瀬を迎え、年末年始の恒例であるカクヨムコンもあと少しで始ろうとしています。
色々と頭の中で構想はありますが、どこまで実現できるかは未知数です。今までもそうですが、「チャンスがあるならやれるだけやってみよう」のスタンスで、余裕があれば挑戦しようかと思います。ただ、期限が近いからと言って、作品としてまとまりがないものを慌てて作ることだけは避けようと思います(それで何度も失敗しているので……汗)。
なお、「大きなケヤキの樹の下で」は、内容的にひとつの区切りを迎えたので、次回の更新後は少しお休みしようと考えています。
※写真は福島県棚倉町の「山本不動尊」の紅葉です。奥久慈の山々に囲まれたこちらのお寺、参道沿いの赤や黄色のもみじがとても綺麗で、この時期になると行きたくなる場所です。