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文章を書くって、本当に難しいものです。

僕は文章にこだわり悩みだすと止まらなり、筆が止まる魔界の巣窟に入ってしまいます。❶は最初の文章。❷は推敲した文章です。皆さまはどちらが良いと思いますか? また、こんな時はどうやって抜け出すのでしょうか?

❶元カレとの別れから、人生はどうでもよくなった。日めくりカレンダーを何枚もたくし上げる。それでも鎮魂歌《レクイエム》のメロディーが耳に残る。このところ、睡眠薬代わりに飲むお酒でも酔えない。深夜まで眠れない日も多くなった。

 ひとり窓のそばにたたずんでカーテンの合間から空を見上げると、ほのかに照らすお月様が自分の心と同じようにぼやけて見える。ベッドの枕元には、雪の結晶が溶けて消えた跡のような涙さえ残っている。それは、私の心の冷たさと切なさを物語っている。

❷元カレとの別れから、私の人生はどうでもよくなった。日めくりカレンダーを心細く何枚もたくし上げる。それでも夜になると、鎮魂歌《レクイエム》のメロディーが耳元に忍び寄ってくる。このところ、睡眠薬代わりのお酒をいくら飲んでも酔えなくなり、深夜まで眠れない日々が続いていた。

 心ならずもひとり窓のそばに立ち尽くし、カーテンの隙間から空を見上げる。そこには、寂しくたたずむお月様があった。洗い清められたような澄みとおった星空なのに、月あかりは暗いベールがかかったように見えてしまう。
 涙にくれてベッドの枕元に戻ると、雪の結晶が溶けた雫のような染み跡さえ残っている。それは、心の冷たさと切なさを裏づけているのかもしれない。

9件のコメント

  • 2番目のが好きです
  • ②の方がなんかすきです。
    文章書くの、難しいですよね。
  • 直感で書いてます。あまり考えてないんです。基本---。

    ちなみに私は①が好きかもです。
    何となく、気持ちに直結してる感じがして。
  •  神崎 小太郎様、コメント失礼致します。

     (2)は、修飾が増えていますね。比喩もありますから、伝えようとしている意欲が伝わりますね。
     事実だけを書くと(1)のようになりやすい。
     そして小説は文字だけで作る芸術ですから、連想が捗るほうが正解ですね。
     その意味では(2)のほうが表現力に富んでいるように映りますから、こちらに軍配が上がります。

     ただ、私だけの感覚かもしれないので、広く意見を募って納得できるところで落ち着けばよいのですが。
  • 2が良いと思います。
    1は硬質な描写
    2は語り口調

    1は心理描写より風景や状況描写向きで、
    2は心理描写向きかなと思います、これは良いとか悪いではなく、TPOだと思います。全体が分からないので、何とも言えませんが。読んだ感じと、内容を考えると2の方が好きと言う感じです。
    文章には、固い柔らかい、匂いや潤いがあり、
    そういうことをコントロールして書けると、良いですよね。
    お前は出来ているのかよと突っ込まれそうですが、鋭意努力中ということで、みんなで頑張りましょう。
  • 全体としてきれいな描写表現ですね^^
    どちらかといえば、②が良いです。
    スパッと言いたい事や伝えたいことを表現よく使っています。

    ①はやや心残りと言いましょうか、後ろめたさがあり読み手側からすると、何をどう伝えたいのとかという気持ちになります。

    言葉の五感をフルに使っていければ、表現したい背景も見えてきますよね。私もいつもそこでつまずいている一人ですよ(苦笑)
  • 何を目指している作品かで違ってくると思うので、一概には言えません。
    私は①が好きです。現代ドラマなら十分かと。
    ファンタジーなら②もアリです。
  • これは難しい!
    好みの問題になるのかなぁ。
    長い文章で丁寧に描写するのか、短い文章で印象付けをするのかでも違ってきそうです。
    かく言う私はそんなにちゃんと考えて文章を書かないので、こういうときうまく説明とか出来ないっす。(´•ω•`; )
    ちなみに好みで言うなら①です。
  • 何となくで申し訳ないんですが、2の方がいいかな、と思います。
    私はえいやっと書いて投稿してしまうタイプなんで……^^;
    推敲が苦手なので、それができるって凄いなと思います。

    また、近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
    そして拙レビューをご覧いただき、感謝です。
    「読みたくなるレビュー」と言われて、とても嬉しいです!

    ではではノシ
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