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神について大いに考えさせられた本

https://kakuyomu.jp/works/16817330652449226763/episodes/16817330659731331927

講談社ブルーバックス 

三田一郎著 
「科学者はなぜ神を信じるのか」

著者はキリスト教信者の一方で
物理学者です。この二つが矛盾なく
存在するのかを、科学史を紐解いて
とても興味深く解説しています。

私がこの本から解釈した内容は、
科学の進歩と共に、神の絶対領域が
相対化されるプロセスが科学史なのだ
ということです。

まず、天地創造の
「天」の部分がニュートン力学によって
地上と相対化され、更に
アインシュタインの一般相対性理論
によって、力学の根拠も相対化
されます。

更に量子力学の進展によって、
絶対的な領域だった「光」
さえも、相対化されるのです。

では「神」の絶対領域とは
なんぞや?

ここに著者は頗る叡智を覗か
せてくれます。

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私が今書いてる小説も「神」とは
なんぞや、というテーマなので
多くをこの著作から学ぶことが
出来ました。

人格神が本来の神、でありうるのか、
本来の神とは何か、
私はアインシュタインやホーキングが
言っていることが、私本来の神の姿である
し、著者の意見にも賛成です。

これを小説の結論としてどう結びつけるのか、
プロットへの試行錯誤が続きます。

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