https://kakuyomu.jp/works/16818093080225258950/episodes/16818093080569623918第3話です。是非、読んでね。
この小説の舞台は高句麗、地理的には今の北朝鮮です。領土を最大にした功労者の王、長寿王(チャンスワン)は、新羅や百済の支配を虎視眈々と狙います。
一方、日本では国土統一を進めるワカタケルノミコトー雄略天皇( 倭王武)が高句麗の脅威に備えて騎馬軍の育成に乗り出しますが、高句麗との戦いには踏み切れずに躊躇しています。
この時代、中国は後漢が滅び三国時代を経て、北は北魏が、南は朝廷が様々に入れ代わる群雄割拠となります。ワカタケルノミコトは百済からやって来た外交官であるリ・アンジュの勧めを受けて、中国南部の王朝、宋に使者を遣わして同盟関係を構築するのです。
これで高句麗が攻めて来ても後ろには宋がいると。
一方、現代の日本からタイムスリップした12歳のユリナは人身売買の待機所で囚われ、そこで小明(シャオミン)と名乗る漢人の孤児と絆を結びます。シャオミンは身元を告白したユリナにある不思議な提案をするのです。
それは遠い中国、殷の時代、土に埋められた神を呼び出す青銅器の壺。それが持ち出され高句麗のどこかに埋められている筈だと。饕餮文(とうてつもん)という不思議な呪術の力を持つ文様で描かれたその壺を開けると、ユリナは元の地へ帰れるというのです。
一方、ユリナ救出に立ち上がる神、花田耕平はこの祝祭に用いられる壺の存在を知り、七百猫に文献を探らせます、そして煮え切らないワカタケルノミコトに高句麗討伐を進言するのです。
先日、古代中国の研究から訪れた博物館で古代中国のの遺物を見て、かなりプロットが固まりました。
最終的にイメージソングはこの二つです。
冯提莫 — 「流云和风」。「流れる雲と風」
https://youtu.be/yqP7aiBE7XU?si=H7iTp9s5GXwsMfPx竹内まりやーカムフラージュ
もしも世界が明日終わり迎えても
あなたがいれば怖くない
https://vt.tiktok.com/ZSY9CMeee/