こんにちは、近況ノートではご無沙汰しております。山本です。
現在、第九章「天使の足跡」を更新中ですが、この章はつぎの7で終わりです。
そこで、今後の予定というか、これからどうしていくかをずっと考えていたこともあり、読んでくださる方へも伝えておくべきかなと考え、近況ノートを書くことにしました。
……とあるドラマで制作者のお気持ち表明コラムが出て物議を醸し出していることもあって本当に必要か? とは思ったのですが。
この場合は言い訳というよりも、「今後の予定」として、興味ある方に見ていただければと思います。
そもそも九章を書く前から、どこをこの話の着地点にすべきかをずっと考えていました。
それこそ当初は四章「花束をきみに」+エピローグくらいで終わることも考えていましたし、七章「クイーンの言い分、ナイトの気まぐれ」で終わってもいいかなとも考えたこともあります。
でもそのたびに、「序」のことが思い出されて。
高校生なら、前述した終わりでもいいかなとは思うんです。でも、みそらとみっちゃんは大学生です。その二ヵ所で終わるのは、さすがに作者として無責任ではないか、と考えるたびに思ってきました。
今の時点で、もう蛇足だと感じる人もおられるでしょうし、読み方は人それぞれだと思います。自分もそうやって、読む本などを無意識に選んでいるので。
ただ、自分が書く上ではやっぱり、「彼らの目的と、そこに至る(もしくはそこに近づく)ための手段を、もう少しはっきりさせてからじゃないと終われない、そうじゃないと無責任になるのではないか」と感じています。
繰り返しになりますが、高校生ならいいと思うんです。相棒が見つかった時点とか、関係性がきちんと成り立った時点とかで。そこで週刊少年ジャンプ的に「わたしたちの生活はまだまだ続いていきます!」でもいいと思う。とくに高校生とかなら大学に合格するところとかでもいいと思うし。
でも、彼らは大学生で今後社会人になります。「今後、どうやって生きていくか」を考える年齢である、という意識は前々からありました。だからやっぱり、四章でも七章でも終われなかったなと。
なので、大雑把にまとめると、四章までが第一部、七章までが第二部、そして今いるのが第三部で、この第三部で終わりになるのだと思います。
「おちょやん」で言うと、栗子さんと千代ちゃんが再会したくらいですかね。そういう「閉じるために何をすべきか」という時期にいるんじゃないかと、毎日胃が痛くなりながら考えています。
終わらないことはないです。作者として終わりたくない理由を挙げるとすれば、ストレス発散でもある執筆作業がなくなってしまうのではないかという不安も、正直あります。
でも、終わらないと、物語ではないので。
そしてその終わり方を、できる限り最高のものにして、キャラにとって最高の状態でさよならをするのが、作者としての役割なのでは、とも思います。
そういうことを、昨晩、ドラマ「恋です!」を見ながら考えていました。
みそらとみっちゃんがどうやって生きていくのか、その道筋が、もう少しで、ほんのちょっとですが固まるのかもしれない。だからそこまでは、作者として精一杯、背中を押していこうと思っています。そういう「手放す覚悟」で書いています。
もしお付き合いくださる方がいれば、そこまで見守ってくださると、とてもうれしいです。
長くなってしまいましたが、とりあえず……今後の予定でした!
ではまた作品でお会いしましょう! ついったにはいませんが(壁打ちアカはあるんですが、執筆に集中したいので壁打ちのみです)、コメントなどでお会いできるとうれしいです。