• 現代ドラマ

読み手に親切であること――掲載作品の時間軸について

どうもこんばんは、山本です。
昨日はコメントやレビューをいただいてマジ狂喜乱舞です。自分の作風や文体がネット小説受けしないのはガッチガチに理解しているので、望外の喜びでございます。本当にありがとうございます。

と同時に、けっこうな無計画っぷりで登録したので、作品が番外編だったり本編だったりで、読む方に混乱を与えてしまったことを深く反省しているところです。

以前、知り合いから

「読書において行間を読むのは当然のこと。だからといって読者が『これはなんだろう? 誤字脱字? 読みにくい』と混乱する文章を渡していいというわけではない」

と言われたことがあり、たしかにそうだと強く記憶しています。
いわゆるリーダビリティ(読みやすさ)ですね。これは小説に限らずビジネス文書であっても学生の作文でもあらゆる文章に必要だと思っているのですが、ネット小説にはこれが欠けていることが多くて、そういう点にこだわる私は「敬遠される存在」なのではないかと思います。

とはいえ、私のやった公開順もそこそこ「不親切」で。
その人に怒られそうなので、今回は、曲紹介の前に、ここに掲載している物語の時間軸などについて書いておこうと思います。

まずは簡単にまとめると、こうなります。

■「恋するハンマーフリューゲル」本編
■「色彩と律動」本編後の番外編(みそらと三谷の関係のネタバレあり)
■「橙にふれる」番外編、かつ本編のとある章の別視点

こういうわけでした。

これは言い訳ですが。
なぜシリーズや本編だと明記せずに登録したのか? それはいずれも独立した一話ずつ、だからです。
その一話ずつが同じフィールド(音大)にいる、いわゆるオムニバスに近いかもしれません。

以下、詳しく書いた経緯などももうちょっと書いておきますので、気になる方はどうぞ。

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■1作目:(タイトルは伏せます)
そもそもの話ですが、もとは「恋するハンマーフリューゲル」の『序』で出てくる二人を書き始めたのが、この物語の大枠の始まりでした。(もちろん、みそらとみっちゃんではないほうの二人、です)

一度ボツを経て書き上げると、「あ、書けるかも。ストレス発散をもっと続けよう」と思って、じゃあ同じフィールドにいる人たちに焦点を当ててみよう、と続けてみたのが、「橙にふれる」でした。
ちなみに先日ノートに書いた私なりのレギュレーションは、この二人の時から決まっていました。そういう“訓練”をしたかったんですよね、当時。

■2作目:「橙にふれる」
上を踏まえ、「橙」は今掲載しているものの中でいちばんの古株なので、ほんとにちょっとずつ文体とかが違いますね。苦笑
そう、じつは葉子ちゃんと颯太、みそらたちより先なんですよ。笑
ここで、書きたいものの「型」が確立されてきた感じです。

さらにこの「橙」ですが、本編と位置付ける「恋するハンマーフリューゲル」の、とある章とまったくの対になっています。それがどこかは更新時にお知らせしますね。

またプロトタイプゆえ、本編と若干整合性が取れていないところもありますが、そのつたなさも併せて、まずはカクヨムに掲載してみよう、と思ったのでした。(ほっといたらそのままぐーぐるどきゅめんとのこやしになるだけなので…)

■3作目:(タイトルは伏せます)
そしてその次、3つ目に書いたのが、「恋するハンマーフリューゲル」の主軸になっているみそらと三谷の話でした。
この話、一行目を出すまでがけっこう難産だったのを覚えています。じつはみそらの名前も悩んでたり、みっちゃんの設定もけっこう変わったところがあったり。今考えるとみそらにしといて本当に良かったです。話にオチがつかなかったんで(笑)。

何よりみそらと三谷の距離感が今のコレじゃなくて、今考えると「誰…?」って感じになりますが、これはもう初稿にもならない初稿はかなり早い段階で削除したなあ。

しかしおもしろいことに、最初のシーンが出てきてからどんどんと走り始めました。――山岡みそらが生まれた瞬間でした。
これも、このプロトタイプが本編のどこに当たるのか、該当の章になったときにお知らせしようかなと思ってます。お知らせしなくてもわかる人にはわかるかもしれないですが。笑

■4作目:(タイトルは伏せます)
その次に書いたのが、プロトタイプ1の二人の、結びの物語でした。
「恋する〜」というタイトルも、もともとはこの二人のために生まれたものでしたが、やはりトータルで見ても、みんなが“そう”であるので、通しタイトルに活かしたいなと考えたのでした。

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その後、とある人のアドバイスで、もう少しバックグラウンドを掘り下げることにし、その中で誰を選ぶかとなったときに、迷いなくみそらと三谷を選び、そこからもう一度、「恋するハンマーフリューゲル」がスタートしたのでした。

彼らの話を、4作目を書いた後にひとつまた付け加えたところから見ても、自分にとって相性のよいコンビなのだと感じたからです。
ちなみにこの付け加えたプロトタイプも、本編に組み込まれています。その際は…以下略。

そして、「色彩と律動」。これがいま掲載している中ではいちばん新しい、昨年のものになります。
この話をどういう思いで書いたのかは、こちらのノートをご覧いただけたら幸いです。

https://kakuyomu.jp/users/yamamoto_shiori/news/16816452219527156181

あ、これの続き書いてなかったですね。
しかも今日は曲紹介がない。これを打ってる時に聞いてる曲は、昨日紹介したジャニーズWESTの曲です!(聞いてない、誰も聞いてない)

ではでは。次は「色彩と律動」の音楽について書ければと思います。

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