所為堂 篝火

自主企画「あなたの小説読みます」に参加した作品から幾つか選び、この場で紹介するだけのものです。 特に論評を添えるとか何かがある訳ではありません。 タイトルやキャッチだけでは伝わら…

百合村という秘境の村。 そんな村で起きた、 他愛のない、普通の出来事。 どの登場人物にも、絶対に同情してはいけません。 ※これはとある古典作品(宇治拾遺物語だった…

何でもない世界の、誰でもない人物。 世界の終わりの片隅で起きた、どうってことのないワンシーン。

ちょいちょい挟み込まれる、法学小ネタと異世界ファンタジーのコラボレーション。連載しながら書いていきます。 「疑わしきは罰せよ」、「信じよ」、そして……？ ＊元ネタの法諺は「疑…

記憶をなくしたものがバス停で女性と出会う話。 彼に残っている記憶はその仕草だけだった。

日本人なら誰でも知っている「浦島太郎」。 そして、アインシュタインが誕生するはるか前に、特殊相対性理論が用いられているかのような話はSF好きには、何らかの思う所があったのではない…

第一回全国恐妻家選手権は盛況の内に幕を下ろしました。 そんな本大会の名場面より抜粋してお届け致します。 胸に届いた方は日頃の感謝を込めて言いましょう。 ありがとうございます …

【不定期更新】 アスペルガー症候群の私(作者)の半生や特徴、発達障害などについて書き綴っていきます。 「アスペルガー症候群って？」「よく知らない」という方にも分かるように、できる…

[一部]行き倒れ寸前の魔女 ライラは一人の少年に出会う。 その出会いは彼女にとって──。 [二部]歌姫アリシアは16歳の誕生日に、美しいものを求める魔女ベルカントに襲われる。 …

イタリア・ファシズムに似た独裁国家のある異世界で戦争に運命を翻弄される女性たちの物語

両方の世界で生きるわたし。 物心ついた頃からずっとそうだったので、わたし(石崎綾)にはどちらが現実の世界なのか、未だにわからないのだ。 教えて欲しい。 現実とは、どういう世界なの…

眼が覚める前の記憶はない。 記憶はないが、一応の一般常識はある、はずだった。 科学が魔力を持って作り上げた魔術が人々の生活を支える現代。 その中で非科学的な奇跡を起こす魔…

キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン

写真好きだった祖父が亡くなった。 思い出の暗室はワクワクする秘密基地か。それとも異空間。 高校生のマコトの目から見た、静かな喪の作業。 (2009年の作品を少し修正しました。修正…

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「代償は、悲しみだけど？」 「ああ。そいつは僕にいらないものだ」 「そっか！」 景色をその身に纏った少女・スクランブルはうれしそうに笑うと、小さく握りしめた拳で御剣乃音（みつる…