第8話あとがき

 今週もお読みいただきありがとうございました!
 基本的に潤沢にストックしながらの投稿なのですが、ここんとこ色々あってそのペースが鈍りつつあります……まずい……。
(しかもあとがきに関しては掲載も非常に遅れて申し訳ない…)


・滝沢亜藍、参上

 ステラセルリアンの装着者、滝沢亜藍がついに登場しました。
 元自衛隊員という南城以上にインパクトの強いキャリアの持ち主のはずですか、当の本人はチャラチャラと軽薄で…。

 知人の知人に元自衛官がいて、現役時代はもちろんしっかりしていたんだろうけど、当然ながらプライベートでは全然普通の若者なんですよね。そこにはっとして作ったキャラだったりします。
 滝沢の喋り方は基本的に木村拓哉さんの口調をイメージして書いてます。特に久利生公平のイメージかもしれない。

 ただ、「一度死んだ身」なんていう物騒なワードも紛れていたり。イベントでのスピーチも少し真面目でしたし。
 何らか過去を抱えてるタイプのキャラですね。今後をご期待ください。


・仕事ですか? 特命組織で営業やってます。

 今回のジェイドの仕事、そして新型機セルリアンの初仕事は、ショッピングモールでの安全啓発イベント参加。
 ヒーローも営業やるんすね。リアリティに迫れるものなら何でも書いてやろ、という執念です。

 本当は南城のぼやいていた通り、『アギト』のGトレーラーみたいなものを用意してあげようかとも思ったのですが、警察の1セクションとかでなく単体の組織になったのと、ますます『アクティヴレイド』と被っちゃうなあという懸念から、固定の基地を有する設定となったのでした。

 散々マスコミにこき下ろされてたTWISTだったので、ここらで1発暖かな雰囲気を、と思って作ったシチュエーションでもありました。こういうのもまた、リアリティといえばリアリティなのかもしれません。


・何が誰の罪なのか

 今回のルナローブをもって描きたいと思ってる事のひとつに、上記のようなことがあります。
 来週お読みいただければわかるようにもう1テーマあるのですが、上記のほうのテーマに関しては、要はルナローブ犯罪は誰が悪いのか? ということで。
 以前にも軽く触れたかもしれませんが、ローブの装着者も悪質な商品に振り回され健康被害を被ったという点では被害者です。しかし、現にしっかり街や人を襲ってもいる。
 今回の装着者は「他人に迷惑をかけなければローブも問題はない」との見解で実用に至ります。これまでのお話でわかる通り、そんな制御は不可能な訳ですが…。

 答えを出せる自信はありませんが、ひとまず提示をし、これから先の物語の中で折に触れて掘っていきたいテーマのひとつです。

 次回はついにセルリアン初戦闘!
 それに留まらないちょいとした事件も起こります…!
 お楽しみに!


・IPSuM製品紹介

 第5弾となる今回は「IPSuM Go」です。

 お読みの通りの、移動補助用ウェアラブルデバイス。
 シューズ型で、いわばIPSuM Stepの小型簡易版です。Stepが脚全体のプロテクター型になっているのと比べると、圧倒的に一般向けですね。

 機動力のアシストはオミットされ、スパイクやローラーなどの換装機能とトラベルサポート、ヘルスケアに特化している万能靴。欲しい。
「現実世界でいうところのナイキやアディダスみたいな有名ブランドのコラボもさかんで、交通法規の改正による公道でのIPSuM Go利用解禁も最近になってからのこと」ってのは第一話でも軽く触れましたね。

 一応IPSuMシリーズの全種類が今回で紹介終了したわけですが、来週少し補足情報を掲載してこのコーナーは終わりです!
 また読んでね!

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