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 残酷描写、暴力描写、性描写。

 そういえば僕、何度かカクヨムの運営に注意された事があります。問答無用で公開停止処分をくらった事も。
 ちなみに「問答無用の方の公開停止処分」は、このタイトルにある「〇〇描写」とは一切関係ありません。このサイト内での、とあるイベント、そのコラボ先に対する「変なイジり方」をしてしまった為、夜に投稿した作品が翌朝、公開停止になっておりました。笑
 あとはこのノートでとある歌手が歌う歌詞をそのまんま載せた為、それも注意された事があります。

 んで、それ以外で注意された事とは?

 はい。性描写でございます。

 以前「僕の上で動くきみ」というタイトルの作品を発表してしばらく経ったのち、公開停止になってました。しかしそれは問答無用、というわけではなくて、このサイトに登録してたアドレスがキャリアメールのものであった為、運営からの注意に気づく事ができなかったというものであります。

 公開停止された作品は僕にしか見えない非公開作品の欄にあるのですが、それを見ると今でもドキッとします。
 だって「赤文字」のまんまなんだもん。

 そして、自ら非公開にした作品達の中にも注意されたものが沢山あります。

 それにより僕は「性描写を使う上でのさじ加減」を身につける事が出来ました。
 つまり、使う上での基準です。

 直接的な表現はアウト、と言ってみたは良いものの、どういうのが直接的なものなのか。

 シンプルでわかりやすいのが名称。

 ペニス、ちんちん、チンポ、チンコ、陰茎は何故か大丈夫。
 そして、乳房、乳首、ヴァギナ、アナルも単体ならば大丈夫。だってただの学術用語だし。

 ——でも「そういうシチュエーション」で使ったならばアウト。
 そーゆー事です。

 注意された事のある方々、身に覚えがあるのではないでしょうか。
 体の部位の名称を普通に書いてはいませんでしたか? 例えば——あ、やべ。辞めよう。注意されちまう。笑

 そして違うシチュエーションならばオッケー。例えば暴力を与える対象が性器とかの場合、その暴力性は助長されるのですが、それだけです。
 エロスが過度になるワケではありません。
 だからセーフ。

 んで、ここからが重要。
 比喩的な表現は規制をくぐり抜けられる可能性が高い。
 まじで。

 よく僕は、

「それを始める」

 みたいな表現の後に、

「とじられた眼の奥の熱がみえる」
「零れ落ちるその熱が」

 などと続けたりします。

 更に、

「話す時と比べるとささやかに聴こえるその声が上気する吐息に呑まれ、その一部となって混じり合う」

 みたいな感じにもします。

 あ、例文ですよ例文。
 この文は今考えた文なので、ぼくの作品を漁っても出てきません。

 すげー回りくどいんですけど「二人の人間が、一つの部屋で、同じ時間を共にする」様なシチュエーションでこんな文章を読んでしまったならば、大人である皆さんには意味がわかってしまうのではないでしょうか。
 自動的に年齢制限的なものが出来てるのかもしれません。

 つまり、直接的な表現を避ける、とは、そういう事を云うのではないかと。
 あとは「白い柔肌に滑り込む指が感じとったものは突起だった」の様に、何かはわかるんだけど絵としてそれを見せない、みたいなのもアリかもね。

 ところで、今の描き方だと「視覚的なエロス」は確かに隠せるんですけど「心理的なエロス」は間違いなく増してると感じます。

 視覚的なエロスはダメ。
 心理的なエロスはマル(いや、三角かな?)。

 あと書いてませんが、聴覚的なものも同じ様に考えて下さい。どんな音が直接的で、どんな音が心理的なのか。

 さてさて、それをヒントにどんな残酷描写がダメなのか、どんな暴力描写がダメなのか、皆んなで一緒に考えよー!

 終わり。
 

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