日本を好きな日本語を知らない外国人の人が、変な日本語を吹き込まれたりする事って、けっこう多いみたい。
十代の頃の友人も、笑い話として語っていた。
そいつは中学だか高校だかのトキに「ブラジルでサッカーを学ぼう!」みたいなツアーに応募して、見事当選。
数週間、あっちでサッカーをしたらしい。
で、そいつも含めたツアー参加者が乗るバスを、半裸のネーちゃんが追っかけて来たそうで。
「ナガタニエーン」とか「アジノモトー」とか叫びながら。
たぶんその人は娼婦で、遊び半分に客から教えられたのだろう。
言葉の意味を知らないで使ってたのか、或いは馬鹿にされて可愛がられて客をとる狙いがあったのか。
その話を聞いた時、僕も普通に笑っていたのだけど、しばらく経ってから思い出して、「かなり酷くね?」とか思ったりした。
まあ、深く考えないで笑ったりしてたので、僕もその人を、馬鹿にしてたということなのだろう。
んで、いつも宣伝してる作品の設定で、「よく分からないものをテキトーに押し付けられて、取り敢えず必死に使う人々」というモノがある。
上のお話をモチーフにして作った設定だ。
それを描写する為に「沢口」というキャラクターを作ったのだが、このキャラクターを残すかどうか、改稿する前にちょっと迷っていた。
なんでかっていうと、変な路線変更したみたいな感じになるから。
雰囲気って、その場所自体でつくられたりする事の他に、そこにいる人によってもだいぶ左右されると思う。
ヒントは、この前描いた、おかしなグロテスクな絵。
悪ふざけ、ではあるんだけど、一応宣伝の一環だったりする。笑
そして更新しました!
https://kakuyomu.jp/works/16816927859413555828