呼び声シリーズの余談2

小ネタというかね、裏設定がね、あるんですよ。

竜鱗の町にいた看人、深好(みよし)。
添花に何か言いたげだったり、
世話を焼きつつ何かムズムズする態度だったり、
なんだよ…言えよ…って感じかと思います。

あのこは、紅龍のことが好きです。
だから、幼なじみの添花が気になります。
でも、もともと内気なので、半端に…
添花強そうだし、気後れしちゃう。

竜使いの修行で、たびたび怪我していた紅龍。
深好たち看人の世話になることも多く、
どんなボロボロになってもめげない彼に惹かれていった。
優しいからなあいつ(誰にでも)。
深好にとっては、めげない強さは魅力だし、
憧れだし、輝いて見えたんでしょう。

で、
添花の話もある程度、紅龍から聞いてたと思うんですよ。
本人を目の前にしたら、
敵わないなあ。って思ってしまいますよ。
何も伝えることができてない自分と、
何も言わなくても伝わってるふたりを比べて。

せつないねえ。

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