呼び声シリーズの余談3

このまえは、深好の話をしましたね。

片思いの人は、まだいるんです。
本編でもわかりやすかったかもしれない。

竜鱗の町で紅龍のマブダチだった、雄人。
きつめの美人が好きなのかな、添花に一目惚れ。
気さくな雄人は添花にとっても打ち解けやすい人物ですが、
紅龍をからかうこと、
「ちゃん」付けとかしてくることで、第一印象は悪いです。
何より、「紅龍の友達」という認識なので、
竜討伐を通して仲間意識が芽生えてやっと、添花にとっても友達になる、という程度。
さらに、添花は恋愛に関して鈍感中の鈍感。
雄人みたいに急に盛り上がっちゃう感情に理解がない。
女性として褒められるの好きじゃないから、
アプローチは不発に終わります。

添花にとって雄人の印象がよかった出来事は、
竜討伐で吹っ飛ばされた時、必要以上に心配してこなかったこと。
逃げ遅れた仲間を、身を呈して助けた勇気。

まあ…それは戦士としての信頼が生まれたよってだけで、恋愛には発展しないんだけど。

深好と同じく、添花と紅龍を見ていたら、
「脈なし」って自覚せざるを得ない。

だから、きっと雄人と深好は、
「互いに報われない立場だねえ」って、
片思いトークができると思う。

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