余韻は続くよ

まだまだ色々あるんですよ。

主人公・添花の幼馴染み、紅龍。
三人称で書いてるとはいえ、どうしても添花寄りに進む本文では「ヘタレ野郎」に見えるかもしれません。
正直、書いていてイラつくというか…
リアルにいたら距離置くな、とか…
作者にとっては好きなタイプのキャラじゃないです。
同族嫌悪かな。

ただ、石橋を叩いて匍匐前進なだけ紅龍の方がまし。
あれでなかなか、背負うものが多い子です。

家族を亡くした添花を支えようとするのは、
自分の意思はもちろん、
彼女の家族の願いであり、紅龍の両親の願い。

竜鱗の町に移って赤暁龍に入門したのは、
ヘタレな自分を叩き直すため。
父の汚名を返上するため。
後者、なぜかというと。巨竜の脅威にさらされた竜鱗で生まれ育った紅龍父は、優秀な竜使いだった。でも身重の妻と生まれてくる子を守るため、巨竜の討伐隊に選ばれながら辞退したのね。臆病者の烙印を押されて余所に移ることにした。
紅龍父は「俺ぁ、臆病もんだからな〜」なんて笑ってるけど、紅龍は父の行動は勇気だと思う。
だから、竜鱗で強くなって、「俺の親父が臆病者なわけない」って証明したいんですね。

まだまだなところもあるけど。
クヨクヨしやがってって思うけど。
あいつ頑張ってるんですよ……

「蓮の呼び声」公開の余韻でした。

作品はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892494030

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