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寝込んでいる時に爆買いした本

 「『古事記』『日本書紀』から学ぶ日本古代史学習エッセイ」で以下の内容をほざいていた私です


 紙の書籍はかさばるし、重いし、場所を取って邪魔なので今後の書籍の購入は極力電子書籍に切り替えようと思っています。24時間買いたい時に買えて、すぐに読めるのも利点です。

 オンライン決算サービスを利用すれば大抵ポイントが付きますし、割引価格で買える事もありますから、今時定価で本を買うと損した気分になりますよね。

 只、お金を払ったと言う感覚が麻痺してドンドン購入してしまうので自制が必要です。(苦笑)

・お金が無い! そんな場合、無料で典籍を読む方法
https://kakuyomu.jp/works/16816452219091770654/episodes/16816452219446983955


 こんな事を言いながら、先週体調不良時に紙媒体の本を爆買いしてしましました(マテ)。

 先週風邪を引いた事で好酸球性副鼻腔炎が悪化し、恐らく気管支喘息を興しており、咳でよく眠れないのですが、眠れない時にスマホを弄り、某オークションやら某カリで欲しい本があるとつい「ポチッとな」(何歳のネタ?)してしまいました。

 しかし、2週間ぐらいの間で買い過ぎでしたかね?
 以下、ざっくりと読んだ書籍の感想


 古事記研究の古典とも評されている西郷信綱氏の『古事記研究』は今から見れば西郷氏の研究を時代遅れ(古事記を読むうえで、稗田阿礼が男か女かで読み方を変えないといけないという西郷氏の主張に従えば、稗田阿礼の女説はとっくに否定されているので、女説を取る西郷氏の解釈では根本的に理解前提が崩れてしまう。)と思いながらも、研究に関する心構えに感銘を受け、自分も参考にしなければならないと思う部分がありましたので、何時か取り上げてみたいと思います。

 『先代旧事本紀研究 校本の部』は昭和の旧事紀研究の第一人者、鎌田純一氏による『先代旧事本紀』(以下、旧事紀)の校本ですが、旧事紀は別の著者による著書(原文・訓読文)2冊、現代語訳が1冊、デジタルコレクションからダウンロードした国史大系のPDFと併せて事実上5冊目となり、所持している『古事記』4冊を超えましたわw

 雑誌『國文学』は『歴史読本』が取り上げる様な内容よりも専門的で勉強になりました。2009年で休刊になってしまったのが残念ですね。

 『大伴氏の伝承』『古代氏族の系譜』は雄山閣の「日本古代氏族研究叢書」シリーズで大伴氏の研究が発売されていないので代わりに購入。物部氏・蘇我氏・藤原氏などと違って中々専門家(国文学か歴史学の大学教授)による大伴氏の研究本が手に入りずらかったので買いました。エッセイで結構大伴氏を取り上げてきましたが修正しないと駄目な部分を幾つか見つけましたね(マテ)

 『日本古代氏族人名辞典』は最低限の内容です。記紀の範疇の氏族に限って言えば、概ね知っているような内容でしたが、記紀以降の氏族の盛衰について確認するには便利です。まぁその辺は岩波日本書紀を読めば注に説明が含まれていたりするんですけどね。

 『新釈全訳日本書紀 上巻』は岩波日本書紀には劣りますし(まぁ岩波本はメンバーが豪華すぎたので仕方ないですが)、注や補注が番号だけで単語が明記されていない為、それだけでは読みにくい構成になっています。また、岩波日本書紀では多くの仮説が取り上げられていますが、こちらでは然程取り上げていません。しかし、50年前に執筆された岩波日本書紀には無い最新の研究成果もある程度取り上げられており、国文学や神話の解説は執筆陣の専門なので優れています。歴史時代に入る中巻以降では歴史学的な説明を求められますが、国文学に偏っている執筆陣が何処までクオリティーのものが出来るのか? という疑問はあります。

 中巻は2022年秋発売予定との事で楽しみにしているのですが、まだ発売したという情報がありませんね。早く発売して欲しい物です。

 一冊だけ古代史と関係のない『日本拳法 改訂版』は日本拳法最古の教則本なので格闘技マニアとしては是非とも欲しかったのですが、多分値段が写真の他の書全部足すより高かったですねぇ……。

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