https://kakuyomu.jp/works/1177354054894905962第40話 「最強の女の弟子になりました」投稿しました!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894905962/episodes/1177354054896674044*以下本文より抜粋
「そうだよ。その通りだよ。私は誰の事よりも麗衣ちゃんを愛しているよ。同性の癖に気持ち悪いと思ったでしょ?」
意外な事に勝子は自虐的に言った。
らしくない事を言った勝子は寂しそうに視線を下げた。
「……分かっているよ。傍から見ればおかしいって事も。幾ら好きでもこの気持ちが報われないって事ぐらい」
勝子ってこんな子だったのか?
勝子に対して恐ろしい気持ちしか抱いていなかったけれど、考えてみれば勝子と二人でまともに話をしたのは初めてかも知れないし、周佐勝子という人物に対して殆ど何も分かっていないのだ。
「だからね。例え想いが届かなくても麗衣ちゃんの為ならば、暴走族潰しに協力するし、麗衣ちゃんが笑っていてくれるなら私じゃなくて小碓武……お前と付き合っても構わないとも思っている。麗衣ちゃんの魅力が誰かに分かって貰えるのは私も嬉しいんだ。……だから安心して。お前が麗衣ちゃんの事を好きで一緒に居たいというなら私は決して邪魔しない。それは約束する。……でもね」
勝子は下げた視線を再び俺に向けると、その眼光には強い意志が宿っていた。
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