久しぶりにタイトルのエッセイを更新したら何時の間にか5万PVを越えていました。
難しい内容を難しく書くのは誰にでも出来ることなので、学者の説を噛み砕いて説明したり、専門的な内容と、初学者にも分かりやすい説明、本の紹介などのバランスを考慮していたつもりですが、★85、50000PV、フォロワー200は、戦国や幕末といった人気の時代を取り扱っている訳でもないエッセイとしてはそれなりの成果なのではないでしょうか。どれだけ良い内容であったとしても、人から読まれなければ意味が無いので、数字として結果が現れたのは嬉しいと思います。
当然の事ながら肯定的な意見ばかりでなく、たまに学生時代に習ったとかで、考古学だけ得意な方や、或いは文献史学だけの(かなり年配の方と思われる古い知識しかない方の)片寄ったコメントをありがたくも頂戴したこともありましたが、(そりゃ狭い分野の本ばかり読んで居ればその中で「通読」したつもりになるのは容易いので)坪井九馬三の『史學研究法』では史学補助学科として、言語学・地理学・年代学・系譜学・古文書学・考古学・古泉学(古銭学)を上げており、又、浜田耕作は名著『通論考古学』で考古学と関係が深い学科として化学・地質学・人類学そして史学を取り上げているように、一つか二つの学科による片寄った知識だけでは史実を、ましてや上代の様な古い時代を伺い知ることは絶対に出来ないのです。
かくいう私も今の時代にあった研究が出来ているのかというと、胸を張って言うのは難しいかもしれませんが、今後も読者の方と一緒に勉強する様なつもりで頑張っていけたらと思います。
・『古事記』『日本書紀』から学ぶ日本古代史学習エッセイ
https://kakuyomu.jp/works/16816452219091770654