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自主企画の参加作品を読ませていただいてます。楽しい。

「ファム・ファタール」(宿命の女)が登場する作品
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330657847926063

5月25日〜6月1日の期間で開催していますが、本当に多彩な作品に参加していただいてとても嬉しく思っています。

「ファム・ファタール」というキーワードで、これだけジャンルもストーリーも舞台設定も違う作品が集まるというのは驚きでした。
私には発想がない、私にはとても筆力が及ばない、そんな素晴らしい作品に出会えて非常に満足しています。わーいわーい。

現在、拝読した作品をいくつかご紹介します。
さすがにすべての作品を完読はできないのですが、途中まででも十分魅力を感じることができるものばかりです。

■純文学
色恋/山田トリ
https://kakuyomu.jp/works/16817330651035940501
まさに!まさにこういうの求めてました!
ストーリーもさることながら、何よりまさに純文学と言うようなその筆力が素晴らしいのです。人物の姿や挙動の描写が丁寧なんです。詳細に観察して、それをどのような感性で語るか、その豊かさが純文学なんだなと改めて思いました。

愛と呼べない夜を超えたい/ 東から来た魔女/秋色
https://kakuyomu.jp/works/1177354054983564935
なかなか切ない作品です。
主人公が取り戻したいものは何なのか?謎が解けないまま終わるので、色々な考察ができそうです。

■ラブコメ
アオカフェ/@Taichi1113
https://kakuyomu.jp/works/16816927862526591309
ジャンルはラブコメですが、その要素よりは青春ものという印象です。
背伸びしてる感が微笑ましいです。

■ファンタジー
野薔薇の国のエンプレス/津軽玉子
https://kakuyomu.jp/works/16817330657787302188
テンプレに乗っかった上で崩す、という建付けの作品は私も他サイトにて書いていますが、この作品もそんな風味です。主人公には姉四人、という夢を抱きようがない設定がいいです。

銀のベナンダンテ/福来一葉
https://kakuyomu.jp/works/16816700429291977825
ひゃ、百万字!? ものすごい熱量です。
32歳とか54人とか、初手から具体的な数字を出していくスタイル。

■ミステリー
Maria ー異端審問会のマリアー/赤伊 正広
https://kakuyomu.jp/works/16817330656585483031
腰を据えて少しずつ読んでいきたい作品。引き込まれます。

真夏の花嫁は灰と消えた/可本波人
https://kakuyomu.jp/works/16817139558341149177
語り口が軽めで読みやすいですが、概要を見る限り波乱万丈が待ち受けているような…。まだ一話目を読んだばかりですが、一体何が起きるのかワクワクします。

また後日、追加で紹介していきたいと思います。
個人的には、この要素ありの百合/ガールズラブ作品にも出会いたいのですが…お待ちしています!

2件のコメント

  • お読みいただき、こちらでご紹介までいただいて恐縮です。
    そうか、あれは純文学を名乗っていいのか、と驚いています。純文学、定義ムズカシイ……。
    他の参加作品、私も余裕ができたら目を通してみたいです。こちらのご紹介記事を参考にさせていただきます!
    企画を立てて下さって、ありがとうございます。
  • コメントありがとうございます。
    私も文芸と純文学の違いなんてわからないのですが、様々な作品を読むうちに、どうやら文そのものを味わうのが純文学では…と思い始めました。(人間の業をーみたいな難しい定義もありそうですが)
    『色恋』は、冒頭の「とろりと零れるような」からもう雰囲気が出ていましたが、座布団から下りるシーンあたりで、ああこれは純文学かも、と感じました。
    たぶん多くのWeb小説では、こういう些細な動作はわざわざ書かれないような気がします。私なら頑張って「座布団から下りると」までは書けても「にじり下りると」までは書けないです。
    そういった細やかさが空間の密度を上げているように思いました。
    素敵な作品を読ませていただきまして、ありがとうございました!
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