良い意味で予想がはずれた。
一発逆転のなにか、もってくるかと思いきや、私の勝手な想像では
日経平均の歴史的大暴落と南海トラフ地震の過剰対応が最後通牒だったと思う。
日経平均の暴落についてはあわてて、対処したものの、南海トラフについては、「高齢者」の支持がえられず、かえって、ホテル業などいわゆる労働側からの多数の批判を浴び、支持率低下がわかっていたのだろう、外遊までキャンセルして、国民を安心させるどころか、不安にさせただけだった。
岸田総理にまともなアドバイスができる人がいなかった。
くわえて、終戦記念日の前日に退陣表明。
最後まで自分の実績をペラペラと話し、麻生みたいにいずれキングメーカーになってやる感がはんぱなかった。
3年間、よっぽど総理の椅子がほしかったのだろう。
時をさかのぼれば、「加藤の乱」の時、加藤を脇からささえてテレビの前で大根を演じたのが、岸田総理だった。
ようは宏池会のプリンスとして、おわった人間のソバに、いて清話会からさんざん冷や飯をくわされたのだろう、いったんつかんだ総理の椅子をそう簡単に離すわけにはいかなかった。
無論、トランプ大統領誕生の可能性からカウンターパートとしての力量を問われた側面もあろう。
親中の総理ではとてもじゃないが、共和党の政治についていけない。
さて、選挙に勝てる、総理、といえば、小泉か高市、となる。
どちらにせよ、岸田総理とは真逆の政策になるだろう。
市場は咀嚼に時間はかかるかもしらんが、好感するだろう。
「増税メガネ」の3年間、相場はよかったが、最期に爆弾を投げてくれた。
このような総理を二度と選んではいけない。