結論から
ほぼ大丈夫です。
アメリカのシリコンバレー銀行、スイス銀行の倒産、合併が話題となっている。
かのセクシー女優、シャローンストーンが老後のために貯めた財産を失ったと、とある賞の授賞式で大泣きしだそうだ。
その額、30億!!
真偽のほどはわからないが、仮にこれが本当だとすると、他にも有名人で資産を吹き飛ばした人が多数いると思われる。
このところの銀行の倒産騒ぎは大雑把にいえば金利上昇によって債券価格が下がり、見た目の資産が目減りしたため、増資をかけようとしたところ、これに失敗しツイッター等で有名投資家が、「あの銀行やばい」で拡散、預金の引き出し、すなわち取り付け騒ぎが起こり合えなく倒産に至ったという経緯だ。
取り付け騒ぎといっても、今は電子取引でパソコンでちょいちょい、やれば他行にあっという間に資産を移せる。
もちろん、預金者(といっても25万ドル、約3000万円以下)は保険で保護される。というものの、やはり恐怖でATMに突進する人も中にはいた。
アメリカはリーマンショックの影が未だちらついているので、イエレン財務長官、パウエル議長は迅速に行動、預金の保護をいち早く表明し、いったんは騒ぎが収まるかに見えた。
しかしヨーロッパのスイス銀行に飛び火t、これも土日をはさんで強引に他行との合併を推進、どうにか月曜日のパニックは抑え込んだ。
しかーし、甘かった。
当然、その他の銀行から
「うちも全額保護してくれるよね?政府のみなさん?」
といわば陳情みたいのが、全米の中小銀行から発信され、
本日、たった今さっき、FRBの利上げ決定、パウエル議長の質疑応答の裏で、イエレン財務長官が
「保護額の上限を上げる予定はない」
「全額保護、するわけではない(既出)」
と、甘い見通しにカツをいれた。
そして株は暴落!!→いまココ
状態である。
で、日本。
日本はバブル崩壊でとても、とても、とても、懲りて。
債券投資についてはそれほど棄損してない。
無論、金利も安いので儲かってもいない。
ようは長いデフレ、不況で沈澱して何もしてなかった。
ぼーっとして時が過ぎゆくのを待っていた。
まるで寝たきりの老人。
日本の保険では預金額の保証は1000万円まで。
これ以上は銀行が倒産すれば戻ってこない。
メガバンクには投資部門があるので、いわゆる金利、利ザヤ業務以外にトレードや証券業務で利益を上げることができる。
地方銀行の情弱行員にできることといえば、手数料のでかい、インチキ投資信託を勧めるくらいだ。(皆さんもだまされないように)
中の行員がこの状態だから、トンデモ行員がいない限りは日本の地方銀行は何もしてなかったという意味で倒産はないだろう。
とはいえ、大恐慌が起こるという噂、もあるから、不況によって倒産することもありえる。
何事も、ゼロリスク、ではないことは肝に銘じよう。