フィリピンから日本人が強制送還され、自国の制空権に入った途端に逮捕、結局、世間では一網打尽にしたかのような報道でにぎわっている。
その裏では相変わらず、やらかしてくれる、おそらく週刊誌も売れ線のネタとしてしつこく追いかけている、総理のドラ息子の話題もなかなかなもの。
先日フィリピンの大統領が来日し、投資?と称して日本政府が資金を援助、犯罪者の引き渡し条約はないが、恐らくは最強権力者の意向で無事引き渡された。
一体どれくらいのカネが動いたのかは知らないが、政権にとっては朗報だろう。支持率も上がる。
支持率が下がると、何がしかの打開策をうつものだ。
国民栄誉賞だの、ウクライナ訪問だの、このルフィー事件解決もその一端の、ようにみえなくもない。
かつて、泉純一郎総理が、北朝鮮訪問だの、らい予防法の改正だの、ブッシュの前でプレスリーを歌ったりだの、支持率を上げるために、それこそ恥ずかしげもなく道化に徹したものだ。
無論、これによってかつての悪習なり、が変化し政策のベクトルとしては良い方向に進む場合もあろう。
ルフィー事件、フィリピンには日本人の犯罪者潜伏がもはや常識となっている。
フィリピンとしては日本からカネを巻き上げる都合、引き渡し条約は結ばず、なんとなればごねて困らせるだろう。
つまりは政府の援助が今回、中途半端な額でなかったことは確かだ。
表向きの発表の裏で何があったかは知る由もないが、「かわいい我が息子」を守るために、かの総理大臣は国民の血税を使った可能性があることは指摘しておきたい。