• 現代ドラマ
  • ミステリー

半導体、日本復活の鍵

台湾セミコンダクターが政府支援のもと、日本に工場を作るというニュースが1年ほど前、これに合わせるように、熊本大学で半導体関連の学部が創設されるという話が舞い込んできた。

文系の私は半導体の重要性をまったく理解していないが、ごく簡単にいえば、あれはスイッチなのである。あの電気をつけたり、消したりするスイッチのことである。

半導体の質を挙げれば上げるほど、iPhoneは小さくなれるし、速度も上がる。
昨今の自動車には大量の半導体が使われている。
自動運転の技術はなおさらだ。

軍事技術にももちろん、応用できる。
様々なテクノロジーの根幹をなすのが半導体だ。
半導体が産業の米といわれる所以だ。

よって高い技術をもっている会社ほどより国家機密的になる。

台湾セミコンダクターは半導体を委託によって作る、いわば世界的な下請企業で、「国家機密」は持ち得ていない。
それはほぼアメリカの企業が独占している。

とはいえ、設計、製造の会社ではないにしろ、基幹産業である半導体工場が日本に誘致されたことは意味は大きい。そして大学という研究機関の復活である。

80年代、世界を席巻していた日本の半導体産業、これを旗頭に日本の経済が強くなる予感がしてならない。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する