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バイデン+習近平

久し振りの米中会談。

会談後のプレスショットはにこやかなものが選択された様子。

予定時間を通り越して。というアナウンスからも、蜜月を臭わせるような会談だった。

と思わせるのが、米中、双方の思惑らしい。

まず、習近平が胸をなでおろしたのは、アメリカ外交を担う上院で民主党が勝利したことだろう。間違っても共和党、つまりトランプ色がつよくなってはいけない、そう願っていたに違いない。
そして、ドイツのシュルツとの会談で、「ロシアの核使用は認めない」というリップサービスをバイデンに送った。
予定調和とはいえ、これは大きかった。

大国同士は伝統的に手を結び、そして喧嘩して、この場合、一方的なアメリカの勝ちになる、目論見ではあるが、とうのも傷つかずにはおれないだろう。
なにしろ、経済的に双方は強くコミットしているのだ。
アップルも、テスラも、、中国なしでは立ち行かない。

ここで問題となるのが、ウクライナ戦争である。
かのボーランドミサイル着弾問題で、アメリカはどちらかというとロシア寄り発言をしている。情報戦でウソを厭わないアメリカならウクライナに味方するはずだ。
おそらく、下院で共和党がギリギリではあるが勝利したことも影響しているのだろう。もはやこれ以上ウクライナ戦争に関わるな、そういうメッセージが込められている。

ミサイル着弾の真相はわからない。
わからないが、全世界がこれ以上の戦争拡大は望んでいない、そういう空気感が長期化する戦争によって熟成されてきたのも事実だ。

米中が一時的にも手を握ることによって、ロシアもウクライナも孤立化し、弾切れで双方とも妥協点を見出す、多分、それが狙いだろう。

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